女性活躍推進を応援する パラレルキャリア推進委員会(R)が 「パラレルキャリアについての実態調査」を実施

パラレルキャリア(複業)で働く女性の活躍を応援する女性支援NPO団体「パラレルキャリア推進委員会(R)」(代表:美宝 れいこ、本社:東京都渋谷区)が、同団体のエールプロジェクト参加メンバーを対象に、「パラレルキャリアについての実態調査」アンケートを行い231名から回答を得ました。

エールプロジェクト

調査背景

働き方の多様化から副業容認の企業も増え、パラレルキャリア(複業)という言葉や考えが定着してきた感があります。当団体が女性の活躍を支援する一環として、パラレルキャリアの実態についてアンケート調査を行いました。

*パラレルキャリアとは、複数の職をもつこと、または本業に加えて副業あるいは報酬を目的としない仕事や活動をすること指します。
*副業とは、金銭的報酬を目的に本業に加えて持つ別の仕事を指します。

調査概要

調査内容 :「パラレルキャリアについての実態調査」
調査対象 :パラレルキャリア推進委員会(R) エールプロジェクト参加メンバー
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2022年6月12日(日)~2022年7月7日(木)
有効回答数:231名

調査結果(概要)

・約80%がパラレルキャリアを実施しており、8%がパラレルキャリアを経て起業・独立している。
・パラレルキャリアのきっかけで、最も多かったのは「自己実現、可能性をのばしたい」(70%)、「ライフスタイルの変化)」(30%)が後に続いた。
・パラレルキャリアの具体的活動で最も多いのは「講師業」(43%)。
・エールプロジェクトに参加し、パラレルキャリアを目指す理由として、63%が「知見・視野を広げたい」、61%が「人脈・人間関係を広げたい」38%が「自分の能力を幅広く発揮したい」を挙げた。
・エールプロジェクトの影響として、75%が「人脈の広がりやパラレルキャリアの仲間が増えた」ことを挙げている。
・パラレルキャリアを通じて得られたものとして、73%が「人脈」を、「キャリア経験」(50%)、スキルの習得(51%)が後に続いた。
・パラレルキャリアからの月収について、28%が「ない」、「ある10万円未満」が46%。
・パラレルキャリアをするのに課題は、75%が「時間の捻出・やりくり」、「心身の疲労」(26%)、「家族の理解」(25%)。

調査結果(詳細)

・あなたは現在パラレルキャリアをしていますか?
約80%が金銭的報酬がない活動を含め、複数の仕事を持つパラレルキャリアを実践しており、その他8%がパラレルキャリアを経て起業・独立していた。

パラレルキャリアの取り組み状況

・パラレルキャリアを始めたきっかけは何ですか?
「自己実現、可能性をのばしたい」(70%)が最も多かった。自分の能力やスキルについて可能性を感じ、それを仕事という形で発揮したいと考えている女性が多く、逆に言えば、まだ自己の可能性が社会で実現がなされていないと感じている人が多いとも考えられる。
また、ライフスタイルの変化でパラレルキャリアを始めたという人が30%おり、結婚、出産、育児、介護などライフステージによる生活環境の変化の影響の受けやすさを表している。

パラレルキャリアを始めたきっかけ

・パラレルキャリアでやっていることは何ですか?
パラレルキャリアの具体的活動は「講師業」が最も多く(43%)、続いてネットビジネス(通販、ネットショップ、オンラインサロン運営など)(20%)、マーケティング・広報・ライター(18%)だった。

パラレルキャリアの内容

・エールプロジェクトに参加して、パラレルキャリアをする(目指す)理由は何ですか?
63%が「知見・視野を広げたい」、61%が「人脈・人間関係を広げたい」と回答した。38%が「自分の能力を幅広く発揮したい」を挙げた。

エールプロジェクトへの参加およびパラレルキャリアをする理由

・エールプロジェクトに入ってパラレルキャリアにどのような影響がありましたか?
ほぼ5割が「人脈が広がった」と回答。「パラレルキャリアをしている仲間が増えた」(26%)と合わせると、75%が「人脈や人間関係の広がり」に変化があったと回答。本業では出会えない人たちとの人脈作りに寄与していると言える。
また、「さまざまな視野の情報が得られた」(40%)も多く、パラレルキャリアを目指す理由として多かった「視野を広げたい」「人脈を広げたい」に対して、同プロジェクトの参加メリットを感じていると見受けられる。

エールプロジェクト参加によるパラレルキャリアへの影響

・パラレルキャリアを通じて得られたものは何ですか?
73%が「人脈」を挙げている。本業での出会いは限られており、他の業界、業種の人脈ができるのがパラレルキャリアならではのメリットだといえる。その他「キャリア経験」(50%)、「スキルの習得」(51%)、「収入の増加」(29%)、「趣味・生きがいができた」(26%)が続いている。

パラレルキャリアで得られたもの

・本業以外のパラレルキャリアの仕事から収入(月平均)はどのくらいですか?
パラレルキャリアからの月収について、28%が「ない」と回答し、「ある(5万円未満)」28%、「ある(5万円以上~10万円未満)」18%で、「ある」は10万円未満が46%を占めた。

パラレルキャリアによる収入

・あなたがパラレルキャリアをするのに課題だと感じることは何ですか?
パラレルキャリアをするのに課題だと感じることとして、75%が「時間の捻出・やりくり」を挙げ、「心身の疲労」(26%)、「家族の理解」(25%)が後に続いた。

パラレルキャリアの課題

まとめ

本アンケートにより、エールプロジェクト内ではパラレルキャリア実践者が多く、人脈や人間関係の広がり、視野や知見を広げるための情報に期待して参加し、実際にその期待したものを獲得していることがわかりました。多くの女性にとって、パラレルキャリアによる収入はまだ高いとは言えませんが、自身のスキルアップや可能性の広がりを感じて取り組んでいます。また、複数の仕事を持つことによる時間の制約や体力面の問題、家族の理解を得ることが課題として明らかになりました。加えてまだ自己の可能性が社会で実現がなされていないと感じている人が多いとも見受けられました。
同団体としても今回のアンケート結果を参考に、現代女性の抱えている課題の解決に向けても支援していきたいと考えます。

パラレルキャリア推進委員会エールプロジェクトとは?

「働く」「生きる」がいくつになっても楽しめる社会を創ることを理念に創設され、現在、仕事、年齢など様々なバックグラウンドを持つ女性が2,800人以上所属しています。本アンケート結果にもあるように、パラレルキャリアを実践しているメンバーも多く、メンバーの経験がその他の仲間のパラレルキャリアのロールモデルとなって展開しています。パラレルキャリアを始めたい方、さらにステップアップさせたい方、パラレルキャリアで女性活躍を応援したい方、パラレルキャリア推進委員会(R)にご参加ください。

パラレルキャリア推進委員会(R)

代表者 :美宝 れいこ
所在地 :東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷V3階
事業内容:「女性活躍推進」と「複業推進」をミッションに掲げ、
     パラレルキャリア(複業)で働く女性の活躍を応援する女性支援NPO団体。
     2020年12月より大阪万博「TEAM EXPO 2025」
     プログラム共創パートナーとして参画。
パラレルキャリア推進委員会HP: https://aile-official.co.jp/parallelcareer/

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