高知の「黒潮町缶詰製作所」が災害時の備蓄やキャンプに便利な ご飯缶詰「Canmeshi」を6月2日に発売

今年3月設立10周年を迎えた高知県黒潮町にある「株式会社黒潮町缶詰製作所」が自社新シリーズとなるご飯缶詰「Canmeshi(缶飯)」を発表。第一段となる、「鰹と海鮮たっぷりの土佐流・玄米パエリア」を2024年6月2日に発売いたしました。
また、東京・銀座の高知県アンテナショップ「まるごと高知」(運営:一般財団法人高知県地産外商公社)では、特設コーナーで黒潮町缶詰製作所の商品を販売中です。

「Canmeshi(缶飯)」

開発背景

高知県黒潮町は、2012年に国が発表した南海トラフ巨大地震による想定津波の高さが34メートルと、日本一高い津波が襲来するとされた町です。この想定発表以降、避難をあきらめたり、恐怖から町を去ろうという人が増え、町は防災対策の取り組みを徹底的に強化しました。
「防災地域担当制」を導入し、全役場職員を各地区の防災担当に任命(通常業務と兼任)し、細やかな防災対策を進め、町全体の大きな動きに仕立てていきました。

目標は「犠牲者ゼロ」。地区ごとの被害想定を確認、検証しつつ防災計画を見直し。世帯ごとの避難カルテを作成するなどソフト対策を徹底するとともに、避難できる裏山や高台がないところには、避難タワーを設置するなどハード対策も徹底し、今では防災先進地とまで呼ばれるようになりました。
その政策の新機軸となっているのが「防災産業」です。ピンチをチャンスと捉え、新たな産業を作ろうと、2014年3月11日、第三セクターである「黒潮町缶詰製作所」を町が設立、町で備蓄食料を製造する会社を興し、それを雇用の場にするという、まさに逆転の発想です。

カツオや鶏肉、うなぎなど高知県産の食材を、天日塩や黒糖といった地元の調味料で仕上げた、まさに「ごちそう缶詰」。最大の特徴は、被災時に誰でも安心して食べられるように、8大アレルゲンを排除したこと。東日本大震災の被災地で、アレルギーを持った方々の窮状を知り、その思いに辿り着きました。

「Canmeshi(缶飯)」について

このたび発表した「Canmeshi(缶飯)」は、被災時でもあたたかくておいしいご飯を食べてほしいという優しさが込められているだけでなく、新たな米の販路をつくり、地元の米農家の「米余り」対策の一翼を担うことも視野に入れているのです。
同製作所の商品は、全て工場で手づくりしたものを、一つ一つ丁寧に缶に手作業で詰めるのがこだわりです。パエリアは、土佐沖の一本釣りカツオを、トマト、こんぶ、ブイヨンなどと合わせることで臭みを消してメインの具に用いるとともに、調味料を極力抑えてイカやセロリなどの食材をしっかり炒めることで旨味を引き出し、味付けに生かしているのが特徴です。
白ワインとの相性ぴったりの本格的シーフードパエリアで、10分ほど湯せんするかフライパンで軽く焼きを入れるだけで本格的なパエリアが味わえるので、備蓄としてだけでなく、ホームパーティーやキャンプなどにもおすすめです。

「Canmeshi(缶飯)」調理例

「Canmeshi(缶飯)」の購入は「黒潮町缶詰製作所」オンラインショップ
https://www.kurocanshop.com/

高知県アンテナショップ「まるごと高知」(東京都中央区銀座一丁目)では、特設コーナーで黒潮町缶詰製作所の商品を販売中です。(特設コーナーの場所は変更となる場合があります)
https://www.marugotokochi.com/

「まるごと高知」の缶詰売り場
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