-アルバイト採用ブランドランキング【主婦編】- いま、主婦に最も人気のバイト先はセブン-イレブン!

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(株式会社ツナグ・ソリューションズ/本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)」は、子供の新生活対応も一段落し、これからアルバイト探しを本格化させる主婦たちを対象とした「アルバイト採用ブランドランキング【主婦編】」をとりまとめましたので、ご報告いたします。

採用力ランキング 上位10位(主婦編)

新緑の5月。実は、この季節は主婦のアルバイト探しが活発になるシーズンです。4月は、言うまでもなく子供の生活が大きく変わる時期。幼稚園に通い始める、あるいはやっと保育園が見つかったということで職場復帰を考える方もいます。また小学校入学によって子供の帰宅時間が変わったり、塾通いで夕方から夜の過ごし方が変わったり、働く時間を変更しなければならない方も少なくありません。そんな子供たちの新生活に対するリズムがつかめてきたこの季節、主婦たちはやっと「自分の仕事」と向き合えるようです。少子高齢化でアルバイト労働市場の主役となった主婦層を獲得する絶好のチャンスだからこそ、彼女たちのアルバイトに対する志向をきちんと理解しておきたいところです。

我々、ツナグ働き方研究所は、「アルバイト採用ブランド調査」を実施。主婦がアルバイトを選択する際に重視する因子を特定し、さらにアルバイト先としてメジャーな40ブランドを対象に、その因子ごとのイメージを数値化することで、アルバイト採用ブランド力を計測しました。単なる「人気ランキング」ではなく「採用ブランド力」をデジタルに可視化した、注目のランキング。学生編に次いで主婦編を発表いたします。

主婦の1位はセブン-イレブン!身近バイトの代名詞「コンビニ」上位独占!

採用力ランキング 上位10位(主婦編)

採用力ランキング 上位10位(主婦編)

今回の調査における「アルバイト採用ブランド」1位はセブン-イレブン。2位ローソン、3位ファミリーマートと、コンビニエンスストアの3大ブランドがトップ3を独占しました。10位圏合には、100円ショップのザ・ダイソーやセリア、同じく身近なアルバイトブランドのマクドナルドやイオンも名を連ねています。スターバックスコーヒーや無印良品、東京ディズニーリゾートといったキラキラバイト系もランクインしているものの、やはり勤務時間や勤務場所のハードルが低そうな職場が主婦から求められているということが、改めて浮き彫りになりました。

主婦は、圧倒的に「時間」や「場所」というキーワード重視!

アルバイトを選択する際において重視する因子は、求職者全体では「時間」「給与」「場所」という条件系因子となっています。アルバイトを選ぶうえで条件面がまずベースとなるのは、想像通りの結果ではありますが、主婦は、その条件因子への重要度に特徴があります。

主婦が一番重視しているのは「時間」(22.4%)、次いで「場所」(19.8%)という結果でした。求職者全体と比較すると前者で+2.6ポイント、後者で+2.4ポイント。このふたつの因子がより重要だと捉えられているのです。一方、求職者全体で最も重要とされた「給与」は18.0%で3番目のスコア。求職者全体からも▲3.3ポイントと、重視度が低く出ています。しかも、年齢別でさらに細分化すると、35歳以上の主婦層においてこの傾向はさらに顕著です。この層は子育てに多くの時間を要する主婦が多い層。いわば、子育てを“本業”と見立てると、アルバイトやパートで働くことは、ある意味でダブルワーク先を探しているということと同義とも考えられます。そうすると当然、本業に支障をきたさないことが前提になるわけで、「給与」を諦めても、「時間」や「場所」を優先するのは、自然な流れなのでしょう。

「コンビニ」は、ダイバーシティの受け皿として「雇用のインフラ」を担う!

そして、そんな主婦の志向にフィットする業界がコンビニエンスストアなのです。全国に約55,000店舗を展開し、24時間を5~6シフトで回すコンビニエンスストアは、身近な「場所」にあって「時間」の融通が利くという、働くうえでの“垣根”が低いイメージが形成されています。確かに、主婦だけでなくダイバーシティワーカーの受け皿として「雇用のインフラ」を担っている業界であることは間違いありません。

また1位セブン-イレブン、2位ローソン、3位ファミリーマートと並んだコンビニエンスストア3ブランドの総合順位は、「身近」「場所」「時間」といった因子のスコアと正の相関があり、ダイバーシティイメージが採用ブランドに寄与していることがみてとれます。特に「身近」「場所」スコアは、明らかに店舗数の規模に対するイメージ(※)と比例しています。より店舗数を増やしていこうとする各社のスケール戦略は、「地域のインフラ」としての機能だけでなく「雇用のインフラ」へと直結します。そういった意味でも、店舗数はコンビニエンスストア業界のさらなる採用ブランド力を向上させていく重要指標でもあるのです。

※業界再編により店舗数の順位は変動しているが、イメージ形成には時差があるため、過去の店舗数が残存・定着している

アルバイトを探すときの重視項目・(主婦編)

アルバイトを探すときの重視項目・(主婦編)

アルバイト採用ブランドランキングについて

○今回のランキングは、下記のプロセスによって編成されています。

・対象は、アルバイト先として代表的なサービス業40ブランド。

・「アルバイトを探すときの重視項目」を調査したうえで、その「重視項目」を「仲間」「仕事」「身近」「場所」「時間」「給与」「環境」という7つの因子としてグルーピング。

・7因子の重視度に応じて加重値を算出。

・上記40ブランドの7因子ごとの評価をスコア化、加重値を掛け合わせランキング化。

・評価ポイントの合計値が高いブランド=採用ブランド力が高い=人材調達力が高いと認定。

○今回、単なる「人気ランキング」でなく「採用ブランドランキング」というアプローチとしたのは、人材調達力とその要因を可視化することで、人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して、採用力向上に向けた何らかの示唆につながらないかという想いからです。

○既に「学生編」をリリース、続いて今回の「主婦編」となります。今後「シニア編」なども発表していく予定です。

○今後も、求職者や就業中のスタッフへの意識調査等により、「採用力向上」に向けた知見を提供していきます。

○調査概要

調査期間:2017/1/27~2017/2/1

調査対象:アルバイト・パートに直近で接点がある全国の18~69歳までの1,000人

ツナグ働き方研究所とは

アルバイト・パート専門の人材コンサルティング会社、株式会社ツナグ・ソリューションズを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。少子高齢化による労働力人口の構造変化やIT技術の進化、グローバル化による産業構造変化が加速する中、ますます広がりを見せるアルバイト・パートを中心とした多様な労働市場において、「個人の価値観が尊重される働き方」「現場の人材が最も輝く働き方」「21世紀をリードする多様な働き方」をテーマに、調査・研究・開発に取り組む。

所長・平賀充記(ひらがあつのり)とは

株式会社ツナグ・ソリューションズ取締役。ツナグ働き方研究所所長。リクルート(現リクルートジョブズ)にて、FromA、タウンワーク、はたらいくなど、リクルートの主要求人メディア編集長を歴任。2014年からツナグ社の経営陣の一人として着任。「多様な働き方の専門家」として活動している。

2016年度のリリースは以下に公開しております。

アルバイト&パート職場コミュニケーション調査2016

・応募者が【ブラックバイト判定する】3つの鬼門とは!?

 - 採用担当者が知るべき応募者の行動心理 -

・『"ゆとり"から"団塊"まで...世代入り乱れるカオスな職場で上司・店長が身を守るための3つの「境界線」!』

アルバイト&パート入社時コミュニケーション調査

・「ぶっつけ本番」の名ばかりOJTが早期離職の原因!?

 "入社後すぐの働きかけを失敗しないこと"が採用成功の秘訣

アルバイト人気ブランドランキング2016

・- 2016の総決算!アルバイト人気ランキング -

アルバイト労働時間実態調査

・アルバイトの現場は意外とブラックじゃない!

 全体的には働き足りないくらい ただし局地的にはブラックも実在

会社概要

企業名 :株式会社ツナグ・ソリューションズ(http://www.tsunagu.co.jp)

所在地 :〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-3 東京宝塚ビル7F

事業内容:1. 採用代行業

     2. 人事活動全般における各種コンサルティング業

     3. 働き方に関する情報収集、調査研究

     4. 働き方に関する出版、ウェブ配信ならびに講演の企画、

       立案および実施 他

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