【決定】第17回昭和女子大学女性文化研究賞、研究奨励賞(坂東眞理子基金) 6月3日 贈呈式・特別記念講演を開催
昭和女子大学(学長 金尾朗:東京都世田谷区)女性文化研究所は、坂東眞理子総長の基金による「第17回昭和女子大学女性文化研究賞ならびに研究奨励賞」を決定しました。今回、研究賞は「該当者なし」となりましたが、特別奨励賞を吉田仁美氏の『障害者ジェンダー統計の可能性 : 実態の可視化と課題の実証的解明をめざして』(法律文化社)へ贈呈いたします。
また、6月3日(火)に贈呈式ならびに「女性文化研究奨励賞」受賞者の吉田氏による特別記念講演を開催します。
◆ 女性文化研究賞(該当者なし)
◆ 女性文化研究奨励賞(特別奨励賞)
『障害者ジェンダー統計の可能性 : 実態の可視化と課題の実証的解明をめざして』(法律文化社)
吉田仁美氏(日本大学文理学部准教授・昭和女子大学女性文化研究所特別研究員)
【受賞理由】
本著書は、不利な社会的属性を複数持つと、複合差別を受けてしまう現実の変革の起点として、障害者統計にジェンダー視点を取り入れる必要性と重要性を強く訴えます。
障害者統計に関する先進主要国、アジア地域などの国際的取り組みを余すことなく詳述したうえで、日本における現状と活用への方途に関して考察し、提言します。社会福祉学の研究にとどまらず、その教育においても、障害者ジェンダー統計の分析の新たな方向性と挑戦の扉を開くものと期待されます。
◆ 贈呈式・特別記念講演
日時:6月3日(火)17時~18時
会場:昭和女子大学 学園本部館3階 中会議室
内容:坂東眞理子選考委員長挨拶、贈呈式 / 特別記念講演(吉田仁美氏)
都合により、贈呈式・特別記念講演は学内・受賞者関係者のみで実施いたします。
※詳細はこちらからご確認ください。 https://content.swu.ac.jp/jyobunken-blog/
問い合わせ先:昭和女子大学女性文化研究所 iwc-admi@swu.ac.jp
昭和女子大学女性文化研究賞(坂東眞理子基金)
男女共同参画社会の推進、女性文化研究の発展に寄与する研究書を顕彰しています。本賞は、坂東眞理子総長が「労多く報われることが少ないが、世の中を変える力のある本を書くという作業を応援したい」と著書の印税などを寄付して設立した坂東眞理子基金により運営し、前年に刊行した単行本を対象に学外有識者を含む選考委員会で選考しています。女性文化研究奨励賞は、卒業生を含む昭和女子大学に関係する研究者を顕彰しています。
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昭和女子大学企画広報部 03-3411-6597 / kouhou@swu.ac.jp
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