【探究プロジェクト】中学2年生対象の特別プログラム 中学2年生が考える持続可能なまちづくりとは 5月2日(木) トップランナーから学ぶ特別講演会実施

 麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井 讓)の中学2年生は、5月2日の自分(ゆめ)プロジェクトにおける探究学習の一環で、建築家の森藤 文華(もりとう ふみか)氏を招き、「持続可能な都市モデル・まちづくりの構想」というテーマでトップランナーから学ぶ特別講演会を実施します。

 本校では、生徒が様々な経験をする中で、自分自身を見つめなおし、世界との関わりを探究するため、「探究学習プログラム“MIETAN”」を実施しています。このプログラムは株式会社ミエタの代表取締役である村松 知明(むらまつ ともあき)氏のご協力のもと行われるものです。

 本講演会では、森藤 文華氏の専門分野である建築やアートの手法を用いた課題解決のためのアイディアをご提案いただきます。日本国内各地における過疎化や自然災害は、年々解決すべき課題として浮き彫りになってきています。持続可能な都市モデルをもとに、現地で暮らす人々にとって「本当に課題となっていることは何か」をリサーチし、その課題を解決するための建築物や空間を考えていきます。

 本プログラムの目的は、地域社会で起きている諸問題に興味関心を持ち、それを解決するためのアプローチの方法を学ぶと同時に、調査した内容を他者に伝える「発信力」を養うことです。視覚効果のあるスライド作成の技法から、聴衆に伝わる発表方法を習得することで、今後の人生に役立つプレゼンテーション能力の向上を目指していきます。この講義終了後、生徒は実際に各々の地域課題について調査し、スライド作成とプレゼンテーションを行います。発表後は講師による解決策の提案とフィードバックをいただき、9月に実施予定の文化祭(麗鳳祭)に向けてブラッシュアップしていきます。

 グローバル化が進み、変化の激しい時代を生きる生徒にとって、自ら課題を発見し、他者と協力しながら解決する力は必要不可欠です。探究学習の「型」を経験することで、今後新たな問題に直面した際にも、広い視野で物事を考え、課題解決に向けた提案ができる人材を育てていきます。

 本校では「自分(ゆめ)プロジェクト」と呼ばれる独自のテーマ学習カリキュラムがあり、中学2年生の段階では、日本の歴史や文化への深い教養を身につけ、社会とのつながりを探究することを目的としています。今回の探究学習のテーマに「地域の課題解決」を提案した中学2年生学年部長の越 朋美(こし ともみ)主任教諭は「日本の有名観光地以外にも活性化できる場所はたくさんあるはずです。生徒たちには日本全体に視野を広げ、過疎化している地域を発展させるために何ができるのかを主体的に考えてもらいたいと思います」とコメントしています。

 新型コロナウイルスが5類の位置づけになり、海外から多くの観光客が訪れるようになりました。日本の文化や歴史を海外に発信するために、私たちにできることは何なのか。持続可能な都市モデル・まちづくりの構想をテーマとすることで、生徒が日本の伝統を守り続けるための意識づけをしてまいります。

 今回の探究学習プログラムの概要・詳細は以下をご確認ください。

【探究学習プログラム“MIETAN”について】

■日程:2024年5月2日(木)※,5月9日(木),5月30日(木),6月20日(木),6月27日(木)※,7月11日(木)※
■時間:各日14時20分~15時10分 (6 時限目)
    ただし、※印箇所の日程は14時20分~16時10分(6・7時限目)
■内容:地域や社会の課題解決をテーマにした探究学習プログラム
■対象:中学2年生 合計 149 名

【トップランナーから学ぶ特別講演会について】

■日時:2024年5月2日(木)14時20分~16時10分(6・7時限目)
■内容:地域の課題解決における「持続可能な都市モデル・まちづくりの構想」について
■対象:中学2年生 合計 149 名
■場所:麗澤中学・高等学校 校舎
■方法:対面形式
■講師:森藤 文華 氏(建築家)
■講師プロフィール:広島県出身。一級建築士。早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻修士課程修了。
          坂茂建築設計勤務後、2.5 architectsを共同主宰。建築のみならず、アート、プロダクトデザイン、インスタレーションと活動の場を
広げている。東京ビエンナーレ、East West Art Award finalists’ exhibition at La Galleria in London、中之条ビエンナーレなど多くの展覧会に出展。

講師:森藤 文華 氏(建築家)

【株式会社ミエタについて】

 実社会を題材とした探究学習プログラム「MIETAN(ミエタン)」で、医療・地方創生・テクノロジーなど多彩なテーマの第一線で活躍する講師陣と、生徒の「自分事化」を促すファシリテーター、そして学校ニーズや実態に即したカスタムメイド教材で実践的で刺激的な学びを提供します。
 さらに、探究・進路指導コーディネーターを派遣し、特色教育のカリキュラム策定や、多様化する入試対策など、煩雑化する校務を専門人材がサポートします。

【麗澤中学・高等学校について】

 麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。

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