4 割以上が席を譲ることを“ためらった”理由の 1 位は「とても疲れていたから」 譲らない人を見かけても何も言わずトラブルを避ける傾向に。 国内では「札幌」がモデルケースになるか!?
~エアトリが「優先席」に関するアンケートを実施~
One Asia のビジョンをかかげ、IT の力で、エアトリ旅行事業、IT オフショア開発事業、訪日旅行事業・Wi-Fi レンタル事業、メディア事業と投資事業(エアトリ CVC)を手掛ける株式会社エアトリ(本社:東京都港区、代表取締役社⾧ 兼 CFO:柴田 裕亮、証券コード:6191、以下当社)は、20 代以上の 1,765 名を対象に「優先席」に関する調査を実施しました。
■調査背景
公共交通機関・公共の場において用意されている「優先席」は、お年寄りや妊婦の方・お身体の不自由な方など、必要とする方がいる一方で、残念ながらモラルに欠ける様な行動をする人も見受けられます。そこで今回は「優先席」についてアンケート調査を行いました。
■調査結果概要
調査 1:優先席を必要とされる方々が使用する「マーク」や「ステッカー」をご存じですか?
9 割以上が「はい」
優先席「マーク」や「ステッカー」を知っているか聞いたところ、91.2%が「はい」と回答しました。
調査 2:優先座席にどのくらいの頻度で座りますか?
「ときどき座る」が最多で約 4 割
最多回答は「ときどき座る(39.8%)」となり、「座らない(35.5%)」「私的な事情がある時に座る(19.5%)」が続きました。
調査 3:(優先席に座ることがある人)どんな時に座りますか?
「車内が空いている(またはガラガラ)の時」が 5 割超え
どんな時に優先席に座ることがあるのかを聞いたところ、「車内が空いている(またはガラガラ)の時(51.7%)」が最多回答となりました。「私的な事情がある時(27.2%)」、「車内が満員の時(11.2%)」と続いた一方で「特に気にせずいつでも座る」人は 9.9%となりました。
調査 4:(優先席に座らない人)なぜ座ったことがないのですか?
約 7 割が「高齢の方・妊婦の方のための席だから」と回答!
優先席に座らない人に、なぜ座ったことがないのかを聞いたところ「高齢の方・妊婦の方のための席だから」と回答した人は 67.1%、次いで「周りに気を遣いながら座っているのが面倒だから」が 15.3%、「優先席関係なく普段から席に座らない」が 8.5%でした。
調査 5:(優先席に座ることがある人)自身が座っていた「優先席」を譲った経験はありますか?
「譲る」人が約 9 割
優先席に座ることがある人に自身が座っていた「優先席」を譲った経験があるかを聞いたところ「常に意識して譲っている(37.5%)」、「気が付けば譲っている(35.4%)」、「時々譲る(14.9%)」と「譲る」と回答した人は合わせて87.8%となった一方で、「ほとんど譲らない(11.0%)」、「絶対に譲らない(1.1%)」と「譲らない」と回答した人は12.1%でした。
調査 6:席を譲ることをためらった経験はありますか?
最多は「ない」人が約 6 割!
席を必要とするであろう人に対して、譲ることをためらった経験が「ある」人は 41.9%、「ない」人は 58.1%でした。
調査 7:(座席を譲ることをためらった経験がある人)座席を譲ることを、なぜためらったのですか?
最多理由は「とても疲れていたから」
座席を譲ることをためらった理由の TOP3 は、「とても疲れていたから(24.1%)」、「以前に断られた経験があるから(20.4%)」、「ご高齢の方に聞くのは失礼にあたるかもしれないから(20.0%)」でした。
調査 8:優先席を譲らない人を見かけた場合、どう接しますか?
「腹は立つが何も言わない」人が約 6 割!
優先席を譲らない人に対しては「腹は立つが何も言わない(56.4%)」が最多回答となり、続いて「特に何も思わない(29.2%)」となった一方で、「声をかけて代わってもらう」と回答した人が 7.5%でした。
調査 9:海外にも優先席があることをご存じですか?
約 6 割が「はい」
海外にもある優先席の認知度は、「はい」が 62.3%、「いいえ」が 37.7%でした。
調査 10:ロンドンでは「席を譲ってください」バッジが活用されています。日本でもこのようなバッジがあった場 合にどのような変化があると思いますか?
34.4%が「ためらうことなく席を譲ることができる」と回答
海外で活用されているような”席を譲ってください”バッジが日本にあった場合、どのような変化があると思われるかを聞いたところ、「ためらうことなく席を譲ることができる(34.4%)」、「優先席に関するトラブルが減少する(20.4%)」、「心理的に優先席に座りやすくなる(17.5%)」の回答順になりました。
■調査結果
調査 1:優先席を必要とされる方々が使用する「マーク」や「ステッカー」をご存じですか?
優先席を必要とされる方々が使用する「マーク」や「ステッカー」を知っているか聞いたところ、「はい」が 91.2%となりほとんどの方が知っているとなった一方で、8.8%と一部の人が未だその存在を知らないようです。
調査 2:優先座席にどのくらいの頻度で座りますか?
どのくらいの頻度で優先席に座ることがあるかを聞いたところ、「ときどき座る(39.8%)」が最多回答、「私的な事情がある時に座る(19.5%)」、「いつも座る(5.2%)」と座ると回答をした人は合わせて 64.5%いた一方で、「座らない」と回答した人は 35.5%でした。
調査 3:(優先席に座ることがある人)どんな時に座りますか?
どんな時に優先席に座ることがあるのかを聞いたところ、「車内が空いている(またはガラガラ)の時(51.7%)」が最多回答となりました。「私的な事情がある時(27.2%)」、「車内が満員の時(11.2%)」と続いた一方で「特に気にせずいつでも座る」人は 9.9%となりました。
調査 4:(優先席に座らない人)なぜ座ったことがないのですか?
優先席に座らない人に、なぜ座ったことがないのかを聞いたところ「高齢の方・妊婦の方のための席だから」と回答した人は 67.1%で最多となり、自身が「優先席」の項目に該当しないと認識している多くの人が座らない事を選択していることがわかりました。また「周りに気を遣いながら座っているのが面倒だから」が 15.3%、「トラブルの原因になるかもしれないから」が 5.1%、「周りの視線が気になるから」が 4.0%となり、同じ空間にいる他の人との関係性を気にしている人が 24.3%いた一方で、「優先席関係なく普段から席に座らない」が 8.5%となりました。
調査 5:(優先席に座ることがある人)自身が座っていた「優先席」を譲った経験はありますか?
優先席に座ることがある人に、自身が座っていた「優先席」を譲った経験があるかを聞いたところ「常に意識して譲っている(37.5%)」、「気が付けば譲っている(35.4%)」、「時々譲る(14.9%)」と「譲る」と回答した人は合わせて 87.8%となり、座ることがあっても気にかけている人が多くいることがわかった一方で、「ほとんど譲らない(11.0%)」、「絶対に譲らない(1.1%)」と「譲らない」と回答した人は 12.1%でした。
調査 6:席を譲ることをためらった経験はありますか?
優先席を必要とする人に対して、譲ることをためらった経験が「ある」人は 41.9%、「ない」人は 58.1%でした。
調査 7:(座席を譲ることをためらった経験がある人)座席を譲ることを、なぜためらったのですか?
座席を譲ることをためらった理由の TOP3 は、1 位「とても疲れていたから(24.1%)」、2 位「以前に断られた経験があるから(20.4%)」、3 位「ご高齢の方に聞くのは失礼にあたるかもしれないから(20.0%)」となりました。
その他の回答では、「妊婦か確信が持てなかったから」と「高齢なのか、思ったより若いのか、外見では判断がつかなかった」と言う理由が多く寄せられました。
調査 8:優先席を譲らない人を見かけた場合、どう接しますか?
優先席を譲らない人に対しては「腹は立つが何も言わない(56.4%)」が最多回答となり、続いて「特に何も思わない(29.2%)」となった一方で、「声をかけて代わってもらう」と回答した人が 7.5%でした。
優先席に限らず昨今、色んなトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるからか「注意したくても注意できない」と言うコメントが非常に多く寄せられました。「何も言わないがジーっと見てサインを送る」や「優先席でなくても自分の席を譲る」と言う方も多くいました。
調査 9:海外にも優先席があることをご存じですか?
海外にもある優先席の認知度は、「はい」が 62.3%、「いいえ」が 37.7%でした。国が異なっても、ある程度の認識はあるようです。
調査 10:ロンドンでは「席を譲ってください」バッジが活用されています。日本でもこのようなバッジがあった場 合にどのような変化があると思いますか?
海外で活用されているような”席を譲ってください”バッジが日本にあった場合、どのような変化があると思われるかを聞いたところ、「ためらうことなく席を譲ることができる(34.4%)」、「優先席に関するトラブルが減少する(20.4%)」、「心理的に優先席に座りやすくなる(17.5%)」の回答順になりました。悪用されないために「本当に必要な人にしか発行しないバッジが日本にあっても良いと思う」というご意見もありました。
●ご意見
海外での優先席については、特に台湾・韓国・タイ・ヨーロッパ諸国についてのご意見が非常に多く
・大好きな旅先である台北の MRT では、優先席が空いていても若い人は座っていませんでした。(60 代)
そもそも若い人は優先席に座っていない事に感心した!というご意見が多くありました。
国内のケースでは「札幌」についてのご意見が多く
・「専用席」にしている事でトラブルも少なく、守られるべき人が利用できている印象。(30 代)
・札幌へ旅行した時、満員電車なのに優先席は当然のことながら空いていて感動しました!(60 代)
・優先席には目に見えなくても、様々な事情の人が座っています。もちろん健康なのに座ったまま席を譲らない人がいることは事実かと思いますが、誤った正義感を振りかざし、第三者に押し付ける行為は辞めて欲しいと思いました。(30 代)
・優先席は高齢者だけの席だと勘違いして、横柄に怒鳴る方がいるのが時々SNS で見掛けるので気になる。仕事で疲れている肉体労働者の方に譲りたい。若く見えてもヘルニアの方は病院で「譲られマーク」をもらえて持っていても良いと思う。マークがあれば優先席でなくても基本的に席を譲るという意識が広まった方が良いので「優先席に限らずマークのある方には譲って下さい」と宣伝しても良いと思う。(40 代)
・優先席はそもそも善意によって運用されているもので、強制すべきシステムではない。健常者でも不眠不休で働いて疲れ切っている人もいるだろうし、そんな場合は大目に見てやってほしい。お年寄りが皆座らなければならないこともない、元気な人もいる。ただおなかの大きな妊婦さんや、明らかに大きな怪我から回復中の人には優しくして欲しい。移動しなければならない理由があるから電車やバスに乗っているので「不自由なら乗らない方がいい」は冷たすぎる。(50 代)
※本リリースに使用している画像・グラフなどの加工はご遠慮ください
■調査概要
調査タイトル :「優先席」に関するアンケート調査
調査対象 :20 代以上の 1,765 名
調査期間 :2022 年 7 月 5 日~7 月 10 日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ