TOKAI RADIO「聴く将棋」”名伯楽”森信雄七段のインタビューをPODCASTで公開
2025-07-07 14:00
TOKAI RADIOの将棋番組「聴く将棋」(毎週土曜日 6時30分~6時45分放送)の2025年3月放送分が、PODCASTで公開された。ゲストは森信雄七段。インタビュアーは、大澤広樹(TOKAI RADIO アナウンサー)。

育成の名手、森信雄七段の軌跡
森信雄七段は、14人の棋士と5人の女流棋士を育てた育成の名手。"名伯楽"の異名を持つ。特に、29歳で早世した村山聖九段との師弟関係は将棋界でも広く知られ、2人の関係を描いた書籍「聖の青春」は映画化もされた。
今回のインタビューは、約2時間にわたって収録され、編集のうえ5回に分けて放送。幼少期の思い出から奨励会時代、現役棋士時代、師匠としての一面、村山聖九段とのエピソード、そして引退後の日々まで、多岐にわたるテーマを語っている。阪神淡路大震災で亡くなった弟子・船越隆文さん(当時17歳)についての言葉も収録されており、深い感慨を呼ぶ内容となっている。
将棋を越えて伝わる人物像
「聴く将棋」は、棋士の「人となり」に焦点を当てた番組であり、勝敗や戦術を超えた人間ドラマに迫る。森信雄七段の言葉からは、勝負の世界を生き抜いた者の哲学と温もりが伝わってくる。将棋ファンはもちろん、森信雄という人物に触れたいすべてのリスナーにとって、聴き逃せない番組である。

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