ライフサイエンス関連機器および研究ツールの世界市場、2026年までに904億1000万ドル規模へ成長する見通し
フロスト&サリバン最新ベストプラクティスレポート
2023年5月30日 – 本社を米国に置き、グローバル市場調査とアドバイザリーを提供するフロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(東京都港区/以下、フロスト&サリバン)は、「ライフサイエンス業界全体のデジタルトランスフォーメーションを活性化させる関連機器市場(Digital Transformation Across Life Sciences Industry Boosts Instrumentation Market)」に関する調査レポートを発表いたしました。
ライフサイエンス関連機器および研究ツールにおける最近の技術的進歩の一例として、次世代シーケンサー(NGS)技術の開発や、さまざまなインフォマティクス、ロボティクスが挙げられます。フロスト&サリバンのライフサイエンス関連機器および研究ツールの世界市場に関する最新調査によると、研究プロセスの自動化と分析への投資により、関連機器市場の成長が促進される見込みです。市場規模は、2021年の663億7000万ドルから2026年には904億1000万ドルへ拡大する見込みで、年平均成長率(CAGR)は6.4%と予想されています。
フロスト&サリバンのヘルスケアリサーチアナリスト、ルシラ・マルティンは、次のように分析しています。
「先進国と発展途上国の両方が分散型診断へ注目する中、携帯型機器の需要が増加すると予想されます。さらに、小型機器の需要が高まることで、OEM(他社ブランドの製品製造業者)による携帯型機器の開発をサポートするための部品をの開発・供給が急務となっています。NGSが世界のゲノム分野の成長を促したことにより、ゲノム科学とプロテオーム解析が市場を推進する有望な事業分野となりました。技術的な観点からは、研究プロセスの自動化と情報化機器による分析に使われる化学物質の必要性の拡大が、活発な成長の見通しへと繋がりました。」
市場関係者は以下の点に重点を置くことで、関連機器や研究ツール産業による成長機会の創出ができるでしょう:
◯ 発展途上国に投資し、販売とアフターサポート体制に重点を置いて、能力および将来性を高める。
◯ 研究プロセスの最適化における人工知能(AI)と、機器のライフサイクル分析における予測分析に焦点を当て、ビッグデータ分析企業にとって有利な成長見通しを提示する。
◯ 携帯型機器の開発サポートのために、高度にカスタマイズされたチップやパーツを開発する。
「世界のライフサイエンス関連機器および研究ツールの成長機会」は、フロスト&サリバンのヘルスケアに関する調査・分析に新たに追加されたもので、フロスト&サリバンのリーダーシップカウンシルを通じて利用でき、企業が予測不可能な未来においても成功するために継続的に成長機会を特定するのに役立ちます。
英語原文:Digital Transformation Across Life Sciences Industry Boosts Instrumentation Market
【フロスト&サリバンについて(本社:米国)】
フロスト&サリバンは、60年以上に渡り、フォーチュン1,000社、行政機関、投資家に向け、持続可能な成長戦略の策定をご支援してきました。経済情勢の変化に即応すると共に、破壊的技術を見出し、新たなビジネスモデルを立案することで、将来の成功へと導く革新的な成長機会を創り出します。
フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社
設立:2014年1月
沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立
2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立
代表者:山村浩(代表取締役)
所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階
URL: https://frost.co.jp/
本リリースに関するお問い合わせ
フロスト・アンド・サリバン株式会社PR事務局(SivanS株式会社内)
担当:濱田、住岡
Email: marketing.jp@frost.com