群馬県安中市の磯部温泉で空き家を活用した旅館「一棟貸切の宿 旅邸 一人十色」を運営する株式会社アクロバティックスが『群馬を代表する企業100選』へ選出
空き家をリノベーションした旅館「一棟貸切の宿 旅邸 一人十色」などを運営する株式会社アクロバティックス(代表取締役 依田沙希)が10月21日「群馬を代表する企業100選」に選出されました。
Made In Local(メイドインローカル)「地域を代表する企業100選」
「地域を代表する企業100選」は、地方創生に特化した信頼性の高いメディア「Made In Local」が主催する、全国の地域経済を牽引する企業を選出するプロジェクトで、今回の「群馬を代表する企業100選」は、群馬県内を拠点に地域経済の発展に寄与する企業を対象に100社を厳選しており、地域資源を活かしたビジネスモデルを実現していたり、SDGs(持続可能な開発目標)を推進している企業が選出されており、この影響力は群馬地域だけではなく、全国的にも注目されています。
▶︎審査基準
A 地域コミュニティに積極的に参加するなど、社会活動に会社を挙げて取り組んでいる
B 地元の名産や地場産業と言われるビジネスに携わっている
C 若手の育成に力を入れている
D 他社にはない独自の技術やビジネルモデルを持っている
E 成長マーケットで事業をしている
F 地域平均よりも高い給与水準を実現している
選出の背景・理由
株式会社アクロバティックスはリクルートや楽天を経験した代表が立ち上げたクリエイティブカンパニーです。宿泊施設を中心に多彩な集客方法を駆使したウェブマーケティング事業や自治体や企業などからリクエストされる業務改善のためのDXソリューション事業、ホームページの構築や映像制作、ウェブ広告を活用したプロモーションを中心としたウェブ制作事業などを展開し成果を上げています。
今回、特に高評価となったのが群馬県安中市にある磯部温泉の活性化を目的に、直営で運営する空き家を再生した旅館「一棟貸切の宿 旅邸 一人十色」や、コンテナカフェ「hitoritoiro.cafe(ヒトリトイロ)」の運営を行う地域活性化事業です。
観光客の減少や地域事業者の高齢化などが原因で、温泉街には空き家が並び、このままでは地域の魅力までもが失われてしまうような状況である温泉街にもう一度観光地としての活性化をもたらしたいという想いから、これまでの旅館の常識を覆す画期的な運営手法や販促活動で「一棟貸切の宿 旅邸 一人十色」という新たな旅館像を確立した。2022年に立ち上げて2年が経過した今でも年間稼働は80%以上と驚異的な稼働率をキープしています。
この事業で地域に新風を吹き込んでおり、デジタルの積極的な活用によって、少ない人材でも効率的に稼働できる仕組み構築し、全国の空き家をもっと積極的に活用することが観光地の賑わいの創出にも貢献できる事例として多数のメディアにも取り上げられています。
年間稼働80%以上の1日1組限定旅館「一棟貸切旅館 旅邸 一人十色」
開業した新スタイル旅館では、玄関ドアには宿泊者それぞれに自動で割り当てられた暗証番号キーを入力して入室するIoT技術を取り入れ、広々としたリビングに琉球畳を配した和室、温泉記号発祥の地である磯部温泉のロゴをあしらった卓球ルーム、BBQ が楽しめるウッドデッキなど、お客さまだけのプライベート空間を守れる宿泊スタイルを実現しています。
ウェブマーケティングを駆使した集客方法
一棟貸切旅館 旅邸 一人十色の集客方法は楽天トラベルやじゃらんnetなどの旅行サイト、公式ホームページなどのウェブサイトのみとなります。
ウェブマーケティングの観点からいかに露出をさせるかはもちろんのことですが、重視しているのはお客さま声です。ただ、アンケートは取得することが目的なのではなく、そのデータを戦略的にどう活用するのかが肝心です。お客さまからのアンケートを即時データ化し集約分析しており、このデータによって漠然としていた課題が目に見え、次の戦略へとダイレクトに結びつくケースは少なくありません。
そんなルーティンによって顧客満足度向上を図っているからか、楽天トラベルでの口コミはオール5をとなっており(2024年10月20日現在)、一棟貸しの宿泊施設としては平均単価で約60,000円とかなり高めの設定にも関わらず、総じて高い満足度を得ることができています。
こうなると、人件費などの経費が相当な金額となるのではと質問されることが多いですが、隣接するコンテナカフェ「hitoritoiro.cafe(ヒトリトイロ)にいわば帳場のような役割を持たせており、人材はカフェだけに集中できます。お客さまがカフェでチェックインすると滞在期間中有効な暗証番号キーを発行し、このキーはチェックアウト管理とも紐付いており、翌日お客様が退出すると同時に記録に反映されるとともに、そのチェックアウト情報をアウトソーシング先の清掃業者にも共有され、客室清掃と次のお客様をお迎えする準備がスタートします。チェックインからチェックアウトまでをデジタルキーによる一括管理とすることで、人手を介することなく宿の運営を可能にすることが出来ています。
企業としての事業の強み・特徴やこれからの展望
株式会社アクロバティックスは、あらゆるテクノロジーを駆使し、マーケティング観点でウェブプロモーションを構築できることが最大の特徴です。
全国の宿泊施設を中心としたウェブ集客マーケティング事業以外に、自治体・企業を対象に業務改善を行う「DXソリューション開発事業」、ホームページの構築や映像制作など制作から運用までを行う「ウェブ制作事業」、事業再構築補助金やIT導入補助金の導入、申請書の作成を支援する「補助金支援事業」、そして直営で運営する「hitoritoiro.cafe」や「一棟貸切の宿 旅邸 一人十色」の運営を行う「地域活性化事業」の5つの事業を柱に、ウェブの領域と地域に根ざした想いを持つ企業をサポートする“ウェブとリアルを融合したコミュニケーションを創造する”企業です。
2023年には国際的情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS(ISO/IEC27001:2022)」を取得し、さらなる事業の発展へと足を進めております。
株式会社アクロバティックス
代表取締役 依田沙希(よださき)
1980年群馬県安中市生まれ。
駿河台大学経済学部経営情報学科卒業後、株式会社リクルートに入社、求人広告を扱うHRカンパニーに在籍。その後、旅行雑誌「じゃらん」や宿泊予約サイト「じゃらんnet.」を運営する旅行カンパニーにて企画提案営業を行ったのち、楽天株式会社にて宿泊予約サイト楽天トラベルの運営・企画を担当。東京ディズニリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンの合同企画や自治体と連携した地方創生事業である地域活性化プロジェクト「旅頃~たびごろ~」を企画立案・立ち上げ。
退社後、群馬県に戻り、2009年8月に宿泊施設にネットを活用した集客プロデュースを専門で行う株式会社ハイパークリエーションを設立し、代表取締役に就任。その後、株式会社ハイパークリエーションアルファを設立、代表取締役に就任。
2016年10月 DMO(地域づくり法人)専門人材として一般社団法人安中市観光機構(2016年9月までは安中市観光協会として運営)事業部長へ就任、2021年3月契約満了に伴い退社。
地域活性化事業として出身地である群馬県安中市の磯部温泉を活性化するため、2020年にカフェ「hitoritoiro.cafe(ヒトリトイロ)」、2022年には空き家をリノベーションした旅館「一棟貸切の宿 旅邸 一人十色」を開業させた。
2024年5月15日 株式会社ハイパークリエーションアルファを株式会社アクロバティックスへ社名を変更。
令和4年度・令和5年度 上毛新聞社「オピニオン21」選出
令和4年度・令和5年度 群馬県「ニューツーリズム創出支援事業」審査員
令和6年度 群馬県「長期滞在客等受入促進事業補助金」審査員
一般社団法人ネットリテラシー検定機構「ネットリテラシー検定」取得(登録番号:121290号)