マクニカ、採掘現場や製造現場などの過酷な環境下でもメンテナンス不要な 革新的セルフクリーニング光学センサー搭載カメラの販売を開始
~自律走行やトラックの周囲監視、搬送機モニタリング、マシンビジョンに最適~
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、採掘現場や製造現場などの耐衝撃・防滴・防塵性が求められる過酷な環境下において、マシンビジョンや監視のためのセルフクリーニング光学センサーを設計・製造する、カナダ ExcelSense Technologies Corp.(本社:British Columbia Richmond、FOUNDER & CEO:NIMA NABAVI、以下ExcelSense Technologies(エクセルセンス テクノロジーズ))と日本国内における代理店契約を締結し、海外で多くの販売実績を持つセルフクリーニングカメラの「ToughEye™(タフアイ)」の販売を本日より開始いたします。
昨今の深刻な労働者不足に伴い、鉱業や鉄鋼業、農業、建設業等の過酷な環境下において、作業機械の自動化・自律化を実現するためにカメラ・センサーの需要が高まっています。しかしながら、過酷な環境に設置されたセンサーは汚れや水気、振動等の影響を受けるため、定期的なメンテナンスが必要となり、作業現場での工数負担やダウンタイムが発生します。
ExcelSense Technologiesの「ToughEye™」は、粉塵や泥、油分、湿気の多い悪条件の環境下において、光学センサーに付着した摩耗性汚染物質や油性汚染物質、結晶化汚染物質をセンサー自身が除去することのできるセルフクリーニングカメラです。これによりシステムを維持するためのメンテナンスが不要になり、過酷な環境下においても継続的に動作することのできるようになります。
セルフスクリーニングカメラ「ToughEye™」
また、ワイパーなどの外部ハードウェアを用いた従来のセルフクリーニングカメラでは、乾燥した研磨剤や粘着性の埃、油脂、結晶化した汚染物質には効果が少ないため、液体(水・洗剤)と圧縮空気を組み合わせた複雑なシステムとなり、故障が多く発生していました。
「ToughEye™」は、摩耗性の高い埃やグリースなどの洗浄において、外部ハードウェアや液体、圧縮空気を用いないため、洗浄力と信頼性の高いシステムです。これは、独自の特許技術によりカメラのレンズ面自体を回転させ、筐体内にあるワイパーを利用することで実現しています。
そして、その優れた特許技術が認められ「ToughEye™」は、カナダ、アメリカ、オーストラリア、南アフリカなどの採掘現場や製造現場で様々なアプリケーションに採用され、トラックの前方監視や産業機器のマシンビジョン、搬送機の遠隔監視等にて、作業機械の自動化・自律化を実現するために利用されています。
マクニカでは、国内の建機・農機メーカー、ゼネコン、インフラ事業者、鉱山事業者等を対象に「ToughEye™」を用いたセンシングから取得したデータの利活用まで幅広く提案、販売することで、過酷な環境下で活躍する作業機械の自動化・自律化を促進し、社会課題を解決に貢献していきます。
【製品の詳細はこちら】
URL: https://www.macnica.co.jp/business/maas/products/144013/
【製品に関するお問い合せ先はこちら】
株式会社マクニカ スマートシティ&モビリティ事業部
TEL :045-470-9118
MAIL :auto-solution@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
ExcelSense Technologies Corp.について
ExcelSense Technologiesは、汚れた過酷な産業環境におけるマシンビジョン、監視、プロセス監視用のカメラ、LIDAR、フォトアイ用のセルフクリーニング光学センサーを設計および製造しています。製品は繰り返しの汚染、温度変化、気象要素にさらされる状況に特化して設計されており、重工業用途でよく見られる過酷な条件の障壁を越えて、お客様が産業ビジョンの範囲を拡大できるよう支援しています。
詳細はWebサイト(excelsensetechnologies.com)をご覧ください。
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界23か国/地域81拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp