薬用植物園見学会・特別講演「アマチャ」と「アジサイ」開催 植物学や薬学の知識をもっと身近に
近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)は、平成30年(2018年)6月9日(土)に、「薬用植物園」の見学会を行います。また今回は、近畿大学薬学総合研究所教授 森川 敏生による「アマチャ」と「アジサイ」の講演も行います。
【本件のポイント】
●講義や実習の場として活用している本学薬用植物園で薬学部教員を交えた見学会、及び本学教員による講演を開催
●植物学や薬学の視点から「アマチャ」と「アジサイ」をテーマにした講演を実施
●参加者に薬草の苗をプレゼント、実際に栽培してもらい、薬草の知識を深めてもらう
【本件の概要】
近畿大学薬学部薬用植物園では、現在400種以上の薬用植物を育成しており、薬学部の講義や実習の場として活用しつつ、平日の10時から16時にかけては地域住民に一般公開し、自由に見学して頂いております。今回のイベントでは、近畿大学薬学総合研究所教授森川敏生による「アマチャ」と「アジサイ」をテーマにした講演、および本学薬学部教職員の案内による園内の見学会を行います。
日本薬局方収載の生薬「アマチャ(甘茶)」は、植物学上では、梅雨時に美しい花を咲かせる「アジサイ」の変種にあたり、ショ糖の400倍ほどの強さの甘みがあるフィロズルチンという物質が含まれています。講演では植物学や薬学の視点から、「アマチャ」と「アジサイ」にまつわる話をします。また参加者には育て方を説明した上で苗をプレゼントし、薬草をはじめとする薬学に関する知識を深めてもらいます。
■日 時:平成30年(2018年)6月9日(土)13:30~15:00(雨天決行)
■場 所:近畿大学薬学部 薬用植物園
(東大阪市小若江3丁目4番1号、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約8分)
■対 象:一般の方(参加費無料)先着30人
■申込開始:平成30年(2018年)5月9日(水)
■申込方法:参加者の住所、お名前、年齢、連絡先(メールアドレスまたは電話番号)をFAXまたはメールにて下記までお知らせください。
FAX(06)6730-6278 E-mail:yakuso@phar.kindai.ac.jp
■お問合せ:薬用植物園(薬学部事務部) TEL(06)4307-3058
【当日のスケジュール】
13:00 受付開始
13:30 (1)講演「アマチャ」と「アジサイ」のはなし
(近畿大学薬学総合研究所教授 森川 敏生)
(2)実演「薬草を育ててみよう」
【薬用植物園で見られる植物】
薬用植物園は、昭和29年(1954年)の薬学部創立と共に東大阪キャンパス内に設立されましたが、平成27年(2015年)7月、近鉄長瀬駅から近畿大学に繋がる近大通り沿いに移設し、新たに開園しました。薬用植物を管理栽培し、生きた生薬標本として薬用資源学、天然物薬化学、漢方薬学などの講義や生薬学実習などにおいて薬学部生の教育に活用されています。
近畿大学薬学部薬用植物園HP(http://www.phar.kindai.ac.jp/yakusouen/)
【関連リンク】
薬学総合研究所 教授 森川 敏生(モリカワ トシオ)
http://www.kindai.ac.jp/meikan/823-morikawa-toshio.html