近畿大学で「関西原子力オープンキャンパス」を開催 高校生に原子力科学の面白さに触れる機会を提供

学校法人近畿大学
近畿大学原子炉(UTR-KINKI)

近畿大学原子力研究所(大阪府東大阪市)と関西原子力懇談会(大阪府大阪市)は、令和6年(2024年)8月2日(金)に、近畿大学東大阪キャンパスにて、高校生・高等専門学校生を対象とした「関西原子力オープンキャンパス」を開催します。

【本件のポイント】
●近畿大学と関西原子力懇談会が、高校生らを対象に「関西原子力オープンキャンパス」を開催
●原子炉を使った実験や、7大学と9つの原子力関連企業・研究機関による取り組みの紹介・質疑応答、核融合炉建設の国際プロジェクト「ITER」の副機構長による講演会などを実施
●高校生の原子力分野への関心を高め、将来の原子力研究開発を担う人材の確保につなげる

【本件の内容】
近畿大学では、教育訓練用原子炉(UTR-KINKI)を活用し、これまで全国の大学・大学院の学生を対象とした多様な原子炉実習プログラムを提供してきました。令和3年(2021年)からは、文部科学省が「国際原子力人材育成イニシアティブ事業」の一環として発足させた「未来社会に向けた先進的原子力教育コンソーシアム」(以下、ANEC)に実験・実習の拠点として参画しています。将来の原子力研究開発を担う人材を確保するためには、高校生にも原子力分野への関心を高めてもらう必要があると考え、関西原子力懇談会と共同で、近畿2府4県と福井県の高校生・高等専門学校生を対象とした「関西原子力オープンキャンパス」を近畿大学東大阪キャンパスで開催します。
第1部では、高校生が原子力科学の面白さに触れられるよう2つのコースに分かれて実験を行います。Aコースでは近畿大学原子炉を使った中性子線によるレントゲン写真の撮影体験やウランガラス放電実験を実施し、Bコースでは福島第一原子力発電所の廃炉作業で活躍するロボットの操作体験や燃料電池実験を実施します。
第2部では、ANECに参画する7大学と9つの原子力関連企業・研究機関が一堂に会し、各機関が紹介・質問コーナーを設けて原子力分野の魅力を発信します。また、フランスと中継を結び、核融合炉建設の国際プロジェクト「ITER」の副機構長である鎌田裕氏の講演会を実施します。

【開催概要】
日時   :令和6年(2024年)8月2日(金)9:30~17:30
会場   :近畿大学東大阪キャンパス 原子力研究所(第1部Aコース)、
      ブロッサムカフェ3階多目的ホール(第1部Bコース、第2部)
      (大阪府東大阪市小若江3-4-1、
       近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対象   :近畿2府4県と福井県の高校生・高等専門学校生
定員   :第1部 Aコース40人、Bコース60人 第2部 100人
申込方法 :以下のURLからお申込みください。 ※ 先着順
      https://forms.gle/HgZ5oHefwCj48Sr69
申込締切 :令和6年(2024年)7月26日(金)
プログラム:第1部(9:30~11:40)
      Aコース
      近畿大学原子炉実験(中性子ラジオグラフィ)、ウランガラス放電実験
      Bコース
      ロボット実演(操作体験)、燃料電池の分解・走行実験、水素燃料実験
      第2部(12:40~17:30)
      12:40 説明会・相談会
      16:40 講演会(講師:ITER副機構長 鎌田裕氏)

【参加機関】
近畿大学、京都大学、大阪大学、福井大学、福井工業大学、名古屋大学、東京都市大学、関西電力株式会社、三菱重工業株式会社、三菱電機株式会社、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)、日揮グローバル株式会社、東芝エネルギーシステムズ株式会社、京都フュージョニアリング株式会社、株式会社アトックス(ATOX)、日立GEニュークリア・エナジー株式会社

【関連リンク】
原子力研究所
https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aeri/