CMなど映像分野でも活躍する劇作家 山内ケンジ 書き下ろし新作公演『温暖化の秋 -hot autumn-』上演決定 カンフェティでチケット発売

出演に趣里、橋本淳、「シソンヌ」じろうなど

KAAT神奈川芸術劇場 ×城山羊の会、『温暖化の秋 -hot autumn-』が2022年11月13日 (日) ~2022年11月27日 (日)にKAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(神奈川県横浜市中区山下町281)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて9月4日(日)10:00より発売開始です。

カンフェティにて9月4日(日)10:00よりチケット発売開始
http://confetti-web.com/ondankanoaki/

公式ホームページ
https://www.kaat.jp/d/ondankanoaki

劇作家・映画監督・CMディレクター・<城山羊の会>を率いる山内ケンジによる、書き下ろし新作公演 初の神奈川公演が実現!

長塚圭史の芸術監督就任2年目となる2022-2023シーズンのシーズンタイトルは<忘(ぼう)>。
長塚はこのシーズンタイトルについて、「人間は忘れる生き物。忘れるという罪を背負っているのかもしれません。時に自ら目を逸らし、積極的に忘れることもあります。(以下、略)」と話しています。
2022年秋、<忘>プログラムの一つとして、長塚が新作上演を委嘱したのが、劇作家・山内ケンジ。長塚自身、山内作品のファンの1人であり、その魅力を、「我々が普段忘れかけている、あるいは忘れようとしている本能、本来隠しておくべき欲望、人間の負の部分を絶妙なユーモアで包んでいる」と語ります。

2004年に発足以来、ほぼ年に1〜2本のペースで作品を上演している演劇プロデュース・ユニット<城山羊の会>で作・演出を務める山内ケンジ氏は、ソフトバンクモバイルの白戸家シリーズなど、話題のCMを数多く手掛ける鬼才のCMプランナーであり、2015年には『トロワグロ』で第59回岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・演出家です。
昨年12月に上演された『ワクチンの夜』では、ワクチン接種後に発熱した主婦を主人公にするなど、時流を鋭く見つめて現代社会に寄り添いながら、日常に潜む可笑しさがあぶり出されるコメディで話題を呼びました。
山内氏が得意とする軽妙なセリフの応酬。作品の中に生きる市井の人々の姿に、私たちは自身や周りの人々を重ね、クスッと、そして大笑いします。
人間の本能や欲望を絶妙なユーモアで描写する大人の会話劇に、どうぞご期待ください。

KAAT公演ならではの、新たな役者たちと創る最新作
今作『温暖化の秋 -hot autumn-』では、城山羊の会の常連メンバーの俳優たちから、出演を熱望していた俳優たち、そしてオーディションによって新たに出会った俳優たちまで、バラエティに富んだ出演者が顔を揃えます。
<城山羊の会>作品のファンの1人で、舞台はもちろん、テレビ・映画と幅広い活躍で存在感を示す女優・趣里は、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『オレステスとピュラデス』(杉原邦生演出)以来、KAAT主催公演に2度目の出演となります。また、山内作品へは3度目の出演となる橋本淳、<城山羊の会>作品になくてはならない役者 岡部たかし・岩谷健司に加え、俳優としても活躍する、お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうがどのような役どころで登場するのかも、非常に楽しみです。

コメント

長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
神奈川県でも山内ケンジさんの作品を観たい。そんなシンプルな思いから始まりました。どういう演劇が生まれるのかはまだわかりません。山内作品は、まず俳優があり、題名が生まれ、未知なる会話が紡がれていくのです。それは作者の現在を捉える瞳を映す鏡のようでもあります。山内作品が面白いのは、私たちが日常生活で表に出せない、あるいは胸の内に抱えていても忘れようとしている期待や欲望が鮮やかに零れ落ちるからです。そして劇の終わりには一体どうしてこんなことになってしまったのかと途方に暮れ、きっとまた次も観ようと中毒化していくのです。まだ劇場に訪れたことのない方も是非。照れくさいような演劇の先入観をきっと打ち砕いてくれます。ユーモアたっぷり且つヒリヒリとした大人の会話劇を存分にお楽しみください。

山内ケンジ (作・演出)
すみません!要するにいつもホンが遅いのです。書いている途中で考えすぎてしまうからです。
昔はあんなに毎日が楽しかったのに、なぜ今はこんなにつらくて大変な日々なのだろう、などと考えてしまいますね。コロナにも疲れた。それから「正しいこと」にも疲れています。
なぜ疲れるのか。乳酸がたまるかららしいです。その一方で、乳酸と似た「失恋」の感情を思い出さない訳にはいきません。失恋の苦しさ悲しみを、もはや忘れているからです。『温暖化の秋』は、その感情をただただ見つめる話になります。
言うまでもなく、こういう小さな話は、客席五十人ほどの場所でひっそりと上演されるのが通常です。しかし今回、長塚圭史さんから光栄なるオファーをいただき、このような立派な建物の上の方で行わせて頂くことになりました。
果たしてご期待に沿う事ができるのか不安なので引き返したい気持ちも正直あるのですが、ここまで来たからには、素晴らしいキャストのみなさんと一緒にどのような風景の場所に辿り着くのか、見届けてから家に帰りたいと思っています。よろしくお願いいたします。

<山内ケンジ プロフィール>
劇作家・演出家・映画監督・CMディレクター
生まれてから長い間CM ディレクター&プランナーとして活躍、「NOVA」「コンコルド」「ソフトバンク」等話題の CM を多数手がける。2004 年から演劇の作・演出を開始、制作プロデューサー城島和加乃とともに<城山羊の会>を発足、以降毎年新作戯曲を発表し『トロワグロ 』(2014)で、第59回岸田國士戯曲賞を受賞。 映画にも進出し、『ミツコ感覚』(2011)ワルシャワ映画際ノミネート、続く『友だちのパパが好き』(2015)、前記『トロワグロ』を原作とした本作『At the Terrace テラスにて』(2016)も、それぞれ、東京国際映画祭スプラッシュ部門、フランクフルト・ニッポンコネクション、ウディネ・ファーイースト映画祭などに招待された。最新作は『夜明けの夫婦』(2021年、東京フィルメックスにて招待上映)。<城山羊の会>は現在も毎年1 本の公演を行っている。

公演概要

『温暖化の秋 -hot autumn-』
公演期間:2022年11月13日 (日) ~2022年11月27日 (日)
会場:KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(神奈川県横浜市中区山下町281)

作・演出: 山内ケンジ

■出演者
趣里 / 橋本淳 / 岡部たかし / 岩谷健司 / 東野絢香 / 笠島智 / じろう(シソンヌ)

■スタッフ
美術:伊藤雅子
照明:佐藤啓
音響:藤平美保子
衣裳:中島エリカ
ヘアメイク:たなかあきら
演出助手:神永結花
舞台監督:森下紀彦

宣伝デザイン:手島領+米田人
宣伝イラスト:コーロキキョーコ

企画制作・主催:KAAT神奈川芸術劇場

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会

■公演スケジュール
11月13日 (日) 18:00★
11月14日 (月) 19:00★
11月15日 (火) 19:00★
11月16日 (水) 14:00★ / 19:00★
11月18日 (金) 19:00
11月19日 (土) 14:00◎ / 18:00
11月20日 (日) 14:00
11月21日 (月) 14:00
11月22日 (火) 19:00
11月23日 (水) 14:00◎
11月25日 (金) 19:00
11月26日 (土) 14:00 / 18:00
11月27日 (日) 14:00

★=早期割引(5,000円)
◎=託児サービスあり 公演一週間前までに要予約・有料(マザーズ:0120-788-222)
※開場は開演の30分前

■チケット料金
一般:6,000円
★早期割引:5,000円【対象公演:11/13~16】
神奈川県民割引(在住・在勤):5,400円【対象期間:11/18以降】
U24チケット(24歳以下):3,000円
高校生以下割引:1,000円
シルバー割引(満65歳以上):5,500円【対象期間:11/18以降】
(全席指定・税込)

※カンフェティ取扱は一般、早期割引のみ
※11月18日以降の公演で神奈川県民割引を実施いたします。チケットかながわの電話・窓口にて9月3日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要住所確認)
※U24、高校生以下、シルバー割引(11月18日以降)は、チケットかながわの電話・窓口にて9月10日より取り扱い(前売のみ、枚数限定、要証明書)
※車椅子でご来場の方は、事前にチケットかながわにお問い合わせください。
※未就学児の入場はご遠慮ください。


AIが記事を作成しています