固形有機物処理装置「ZEROSONIC(ゼロソニック)」の 能力確認見学会を開催し、能力確認稼働試験を実施
感染医療廃棄物・ペットボトル・プラスチック類が完全消滅
環境関連技術開発を手掛けるWEF技術開発株式会社(所在地:滋賀県大津市、代表取締役:青山 章)は、今年2月から販売開始した固形有機物処理装置「ZEROSONIC(ゼロソニック)」の能力確認見学会を開催し、これまで同様の装置で消滅処理が不完全なものも多かったとのことで、稼働確認希望の企業が相次いだため、能力確認稼働試験を実施いたしました。
※「ZEROSONIC(ゼロソニック)SUT-1.0」 1m3/立方メートル/6h処理
「ZEROSONIC(ゼロソニック)」稼働見学会
販売スタート時に用意していた処理装置はすべて販売したので、今回は試験装置での見学でした。実証試験をしている熊本の工場で2021年4月5日から15日の間に2回開催し、参加企業は10社近くになりました。
ZEROSONIC試験装置
見学会当日(4/5)
見学会当日(4/14)
※試験装置と当日の様子
投入物はペットボトル、オムツ、医療廃棄物等
投入物はペットボトル、トレイ、食品付着のプラスチック類を基本とし、後は確認したい企業の持参としました。
投入物(ペット、プラ、トレイ)
投入物(紙オムツ)
投入物(注射器)
投入物(ディスポーザブルガウン)1
投入物(ディスポーザブルガウン)2
投入物(ディスポーザーシート)
投入物(脱脂綿)
企業から持ち込まれた投入物は、注射器、ディスポーザブルガウン、ディスポーザーシート、脱脂綿、輸液セット、手袋、オムツ。それぞれの材質はPP、PE、PVC、PTC、綿、不織布。
投入状況(1)
投入状況(2)
投入口の蓋を開けると酸素が多量に入るため、一気に火がついて煙が充満。最新型はこの問題を解決するために2重扉方式をとっています。
処理後の確認
処理後(1)
処理後(2)
概ね6時間後に内部を確認すると、すべて跡形もなく消滅していました。残っているセラミックにはまだ有機分もあるので、再度投入することでさらに減容化し、最終1/300~1/500になります。
燃焼でない証明
1回目の試験後の消滅確認をした時に、空き缶、アルミ箔が見つかりました。ペットボトルの袋の中に混じっていたものと思われます。その状況を見ることで、ZEROSONIC処理が燃焼でないことが確認できました。
すなわち、共に高温燃焼の形跡がありませんでした。
コーヒー缶の表面は印刷がそのまま張り付いたようになっていて、インク類はなくなっていますが模様、文字はそのまま残っていて、缶の周りも焦げたような跡は全くありませんでした。またアルミ箔も全く変化ない状態で残っていました。
セラミックの中から出てきたコーヒー缶
入っていたコーヒー缶(2)
入っていたアルミ箔
【装置仕様】
その他の利用可能性
・放射能汚染防護服を初めとする、汚染物の処理。
・証券,カード,CDなどの機密情報抹消。
・被覆電線、電子機器からの金属分離。
会社概要
商号 : WEF技術開発株式会社
代表者 : 代表取締役 青山 章
所在地 : 滋賀県大津市堂1-19-15
設立 : 2016年7月
事業内容: 水処理、廃棄物リサイクル、Mg関連技術開発、販売
URL : https://aoyama-wefit.com
https://mgworld.aoyama-wefit.com/ (マグネシウムワールド)