【名城大学】2023年度「赤﨑勇賞」大学院生5人に奨学金を授与

赤﨑勇特別栄誉教授のご親族からの寄付金を原資に2022年度に創設

授与式で記念撮影に収まる受賞者(前列)。後列は(左から)伊川正樹学務センター長、小原学長、犬飼斉学務センター事務部長
授与式で記念撮影に収まる受賞者(前列)。後列は(左から)伊川正樹学務センター長、小原学長、犬飼斉学務センター事務部長

2014年にノーベル物理学賞を受賞した故・赤﨑勇特別栄誉教授のご親族からの寄付金を原資とする本学の奨学金制度「赤﨑勇賞」の2023年度の授与式が3月21日、天白キャンパスの本部棟で、赤﨑特別栄誉教授の陵子夫人も出席して開催されました。教育研究活動に関する業績が特に優れている大学院生5人に奨学金20万円が贈られました。

赤﨑勇賞は、赤﨑特別栄誉教授が2021年に受賞した「エリザベス女王工学賞」の賞金の一部を含めてご親族から本学に寄付があり、これを原資として2022年度に新たに創設しました。大学院博士後期課程及び博士課程の学生が対象で、理工学研究科から4人(候補者が4人に満たない場合は他研究科から)、全研究科から1人の計5人に授与されます。

「エリザベス女王工学賞」のトロフィーと赤﨑特別栄誉教授
「エリザベス女王工学賞」のトロフィーと赤﨑特別栄誉教授

第2回の赤﨑勇賞に決まったのは次の皆さんで、理工学研究科から3人、農学研究科から1人、薬学研究科から1人です。

あいさつする小原学長
あいさつする小原学長

小原学長「今後も研鑽を積んで活発な研究を」と期待

授与式では、初めに小原章裕学長が「『あきらめなければ道は開ける』との赤﨑先生の研究での強い意志は、この『赤﨑勇賞』に引き継がれています。受賞が皆さんにとって大きな誇りになり、今後も研鑽を積んで活発に研究されることを願います」とあいさつし、1人1人に決定通知を授与しました。
続いて、受賞者が1人ずつ謝辞を述べ、自らの研究内容や奨学金の使途、今後の目標などを語りました。このうち、今年で69歳になるという村上さんは「社会の諸問題を解決するために学んだことを生かしたい」と意欲を示し、増田さんも「これまでに培ってきたスキルや知識を生かし、今後も強い情熱を持って研究していきたい」と誓いました。

最後に、陵子夫人が「研究のことばかり考えて夜12時前に寝ることはなく、一生懸命努力していました」「仲間や友人が大好きでいい方々に恵まれていました」と赤﨑特別栄誉教授のエピソードを紹介。「皆さんもいい先生や先輩、友人に恵まれて研究されていると思いますが、そんなお友だちと親しくして長い人生を豊かなものにしてください」と語り掛けました。
赤﨑特別栄誉教授からの寄付とする奨学金は、2009年に「京都賞」を受賞した記念の寄付で2011年度に「赤﨑奨学金」が設立され、2020年度までの10年間、大学院博士後期課程及び博士課程に在籍した学生を対象に毎年5人、計50人に各20万円の奨学金を授与していました。また、ノーベル賞受賞記念の寄付を活用した「ノーベル賞受賞記念赤﨑奨学金」は2018年度から2年間、大学院入試の成績優秀者2人に奨学金を支給しました。


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