【名城大学】理工学部数学科の濱田怜奈さんがネットボールのユース日本代表メンバー入り

6月に韓国で開催される「アジアユース選手権」に出場

ユース日本代表のユニフォームを手にする濱田さん

名城大学理工学部数学科3年の濱田怜奈さんが、イギリス発祥の女性向け球技「ネットボール」のユース日本代表(ヤングつばきジャパン)のメンバーとして、韓国で6月に開催される「アジアユース大会」に出場します。濱田さんは「ミスを最小限にして、攻撃の要として頑張りたい」と意気込んでいます。

ネットボールは1980年代に女性向けバスケットボールとしてイギリスで誕生しました。1チーム7人でパスだけでボールを運び、相手ゴールにシュートして得点差を競います。コートは3つに区切られ、選手が動けるエリアやディフェンスも制限されていて女性に親しみやすく、世界70カ国以上で2000万人以上がプレーしています。

小学4年からバスケットボールを続けている濱田さんは昨年12月、高校時代の後輩と南山大学で開催された3人制バスケ「3×3」の大会に出場。その際、南山大学女子バスケットボール部監督でヤングつばきジャパンにコーチとして帯同する飯田祥明・南山大学准教授から「日本代表にならない?」と誘われ、詳しいルールなども聞かず、即座に「やりたいです」と返事をしたそうです。

「ミスを最小限にして、攻撃の要として頑張りたい」と濱田さん

今年1月に南山大学のネットボールチームの練習に参加して初めてこの競技に触れて「ドリブル禁止でパスだけでボールを動かすので、バスケとサッカーをミックスしたよう。予想以上におもしろい」と実感した濱田さん。「3×3」の練習を続けながら5月6、7日に群馬県安中市でのユース日本代表の合宿に参加し、メンバーと初めて顔を合わせました。

17~20歳の12人が集まった合宿での実戦練習で、濱田さんのポジションは最も動く範囲が広く、いつでもどこでもパスをつなぐ「センター」か、攻撃の中心となる「ウイングアタック」に決定。ミスなく丁寧にパスをつなぐというユース日本代表の戦い方がバスケの経験を積んだ濱田さんの長所に合い、重要なポジションを任されることになりました。

アジアユース選手権は11カ国が参加して6月10~14日はリーグ戦、16~17日は上位チームによるトーナメントが行われます。日本はリーグ戦でマレーシア、香港、タイ、インド、パキスタンと対戦しますが、濱田さんは「どのチームも体格差がありますが、粘り強くパスを回して勝機をつかみ、上位に食い込んでいきたい」と見据えます。

3人制バスケに学内では講義に加えて学生サポーターや学生団体の活動にも力を入れる濱田さんは、数学の教員になることが将来の目標。「先生になった時、いろいろな経験を積んだほうが生徒たちに話せることが広がると思うから」と話し、ネットボールが加わって充実した学生生活の舞台は海外へと広がっていくことになりました。

「フットワークを意識して練習したい」
練習でボールを持ち、パスをする先を窺う濱田さん
ユース日本代表のメンバーと。右から2人目が濱田さん
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