Roxtecが高圧技術で市場を牽引するHiperbaric 社製の設計で、水素コンプレッサーの保護に貢献
Roxtec シール材が、同社の防爆ゾーン 2 区域の爆発リスク回避など、保護に貢献
2024年9月2日
高圧技術のスペシャリストである Hiperbaric (ハイパーバリック) 社は、このほど新たなコンテナ型の移動式グリーン水素コンプレッサーの設計に際して、防爆規格の認証を受けているシーリングソリューションを探していました。 そして、同社は Roxtec のシール製品を 2 種類採用することにしました。
Hiperbaric 社の電気技術主任 Luis Ángel Ramos 氏は「Roxtec は水素コンプレッサー内部にある何本もの配線と気送管の貫通部を密閉処理するためのパートナーです」と話します。 また、「貴重な技術的支援も受けており、 Roxtec の専門家チームが現場を訪れ、すべての施工が正しくされていることを確認いたしました。」
爆発のリスクを回避
Hiperbaric 社は、スペインのブルゴスを拠点とする高圧処理装置の国際的なプロバイダーです。 同社の工場から出荷される最先端技術の中には、燃料補給ステーションに効率的に貯蔵・供給するためのコンテナ型水素コンプレッサーも含まれています。 各コンテナの内部には、隣の区画と適切に分離されなければならない防爆ゾーン 2 に分類される区域があります。 そのため、爆発性の水素ガスを安全に保管するために、密閉度が高く、防爆規格の認証を受けている配線・配管貫通部製品が必要でした。
モジュール化を実現する柔軟性
Hiperbaric 社が Roxtec を選んだ理由はいくつかあります。 Roxtec は、配線や配管貫通部のモジュラー式シーリングソリューションの提供で世界をリードしており、その高い技術品質、柔軟性、拡張性は広く認められています。 さらに、Roxtec のシール製品を使うと最小限のメンテナンスで済み、将来のニーズに備えた予備スペースも確保できます。 Hiperbaric 社は、複数のケーブルが配線されている貫通部に Roxtec S Ex を採用し、イーサネット接続用の単独配線の周囲には Roxtec C RS T Ex シールを使いました。 装置内の配線は、センサーやアクチュエーター用の 5mm から 50mm の外径のケーブルがほとんどで、一部は装甲されています。また、気送管もあります。
Luis Ángel Ramos 氏は次のように話します。「Roxtec S Ex は、外径の異なるケーブルを複数本通せるソリューションで、離れた 2 つの区画の配線をつなぐのに最良の方法です。」 「単独配線用の Roxtec C RS T Ex シールは、配線時の標準として導入するのが簡単で、効率的なソリューションでした。」
Roxtec が今回、同社に採用された理由は以下の通りです。
・防爆、防火、IP 保護
・爆風荷重の試験済み
・異なる外径の配線や配管にフィットする柔軟性
・将来の急速な増設ニーズに対応できる予備スペース
・費用対効果を高める標準化に最適