雨水インフラの長年の課題についに終止符を── 『分別集水マット』『極細分別グレーチング』で落ち葉の堆積、蚊の繁殖地を根絶！全国展開に向け、正式に正規代理店の募集を開始

2025-06-13 10:30

一般社団法人産学技術協会(所在地：東京都千代田区、代表理事：須田哲夫)は、『分別集水マット(蚊絶滅マット)』『極細分別グレーチング(サンドストップG)』で落ち葉の堆積や蚊の繁殖地を根絶するため、全国展開に向け、正式に正規代理店の募集を開始しました。

なぜ、都市に蚊が増え続けるのか？見過ごされてきた雨水インフラの盲点

2014年の代々木公園でのデング熱、そして記憶に新しいユスリカ大量発生。これらは、**都市の生活インフラと自然界の生物が交錯することで生じる、深刻な「生活害虫問題」**を浮き彫りにしました。特に問題なのが、私たちの身近にある雨水桝やU字溝といった雨排水設備が、実は蚊やユスリカにとって「安全な繁殖場所」となっている現実です。
本来、雨水排水は余分なものが流れ込まず、雨水だけが流れるべきもの。しかし、現在の雨水桝の構造は、落ち葉やゴミが流れ込んでも詰まりにくいように「泥だまり」があるため、雨が止むと水が溜まってしまいます。この溜まった水の中で落ち葉が腐敗して栄養価の高い水となり、ボウフラの成長を促進。さらに、羽化後は近くに吸血対象が豊富で天敵に遭遇しにくいため、蚊の繁殖サイクルがとどこおりなく完成してしまう、格好の産卵場所となっています。この「泥だまり」は容量が小さいため、わずかな降雨でも薬剤が容易に希釈・流出してしまい、効果が限定的でした。

薬剤だけでは限界！根本解決には「構造的なアプローチ」が不可欠

デング熱の拡散以降、全国で薬剤による防虫対策が推進されましたが、雨水排水路においてはその効果は限定的でした。降雨による薬剤の希釈・流出、そして薬剤に対する耐性を持つ蚊の出現は、根本的な解決策にはなりえません。
「泥だまり」に薬剤を投入しても、蚊の成虫の侵入や産卵は容易で、越冬卵の温床となる場所では、薬剤だけではいたちごっこになってしまうのです。

発想の転換！「蚊を入れない、繁殖させない」新技術で都市インフラを衛生的に

そこで当協会は、この長年の課題に対し、発想を転換させました。「雨水排水路を、あるべき姿に戻す」。そのためには、「落ち葉などを入れず、蚊などの生物の出入りをさせない」ことが必須であると考え、物理的に改善する【極細分別集水化】技術を開発しました。

この革新的な技術を搭載した製品が、既存のグレーチングに後から取り付ける『分別集水マット(蚊絶滅マット)』と、グレーチングそのものを交換する『極細分別グレーチング(サンドストップG)』の二つです。

製品の主な特長

●雨水のみを透過し、蚊の成虫・落ち葉・ゴミは完全にブロック。
●排水内に堆積物が溜まらないため、設計上の排水勾配を維持し、スムーズな排水を実現。
●雨水桝内部に残っていたボウフラも閉じ込め、成虫の侵入・産卵を防止。
●薬剤が一切不要のため、環境への負荷ゼロ。
●落ち葉はグレーチング上で止まり、清掃は上部のみで周辺清掃と同時に完結し、メンテナンスも容易。
●盗難防止ロック付きグレーチングなど、開閉に時間がかかる場所での鍵などの落下防止にも貢献。
この構造によって、都市部で慢性的に繰り返されてきた「繁殖→発生→薬剤投入→耐性個体増加」という悪循環を断ち切り、人口減少に伴う維持管理の省人化を実現し、持続可能な衛生環境へと導きます。

社会問題を次世代に回さない未来の繁栄を目指す正規代理店を全国で募集！

私たちはこの画期的な製品を通じて、住宅地・学校・工場・公共施設・観光地など、あらゆる場所の雨水桝の機能と衛生環境を根本から革新することを目指しています。つきましては、地域密着型でこの取り組みを推進してくださる正規取扱代理店を全国で募集いたします。

募集概要

●対象者　：住宅設備・土木、建築工事関連業者、自治体連携事業者、
　　　　　　環境ビジネス従事者、維持管理事業者など、社会貢献性の高い
　　　　　　事業に意欲のある企業・団体様。
●支援内容：営業資料の提供、設計・施工に関する専門研修制度など。
●活用領域：防虫対策、SDGs対応、防災衛生、都市インフラ整備、
　　　　　　観光衛生など、多岐にわたる分野でご活用いただけます。
この新しい技術で、より安全で快適な都市環境を共に築いていきましょう。