近畿大学農学部食品栄養学科×なら歴史芸術文化村 子供の自尊心育成を目指した「親子食育プログラム」を開催

2023-06-28 14:30
昨年度の料理教室において卵の割り方を学ぶ子供たちの様子

近畿大学農学部(奈良県奈良市)食品栄養学科は、昨年度に引き続き、なら歴史芸術文化村(奈良県天理市)と共同で令和5年(2023年)7月2日(日)、8月6日(日)、9月3日(日)、10月1日(日)に、なら歴史芸術文化村にて子供料理教室を実施します。未就学児の自己肯定感や自尊感情の発達を促すことを目的とした、親子食育プログラムを開催しています。

【本件のポイント】
●近畿大学農学部となら歴史芸術文化村が共同で親子食育プログラムを開催
●子供だけで料理を完成させ、保護者にもてなすことで自己肯定感や自尊感情を育む
●奈良の伝統的な食器やテーブルウェアを使用することで、子供の食や伝統文化への興味、関心を引き出す

【本件の内容】
近畿大学農学部食品栄養学科の給食経営管理学研究室が監修し、講師を務める本プログラムは、昨年度から実施し、今回で2回目になります。子供が全工程を行う料理教室を核として、ひとつひとつの工程にクリエイティブな仕掛けを盛り込むことで、効果的な食育が行えるように工夫しています。子供たちは、自分たちだけで料理を完成させ、保護者などの大人に褒めてもらうことで、失敗しても挫けない心、挑戦心、好奇心、自己肯定感、自己有用感、自尊感情を養います。
本年度は、子供料理教室に加え、令和5年(2023年)6月18日(日)に「幼児期における自己肯定感・自尊感情の育成と『料理作り』の有用性」と題して、保護者向けセミナーも実施し、保護者に本プログラムの趣旨を理解いただくとともに、4回の子供料理教室だけでなく家庭でのお手伝い、保護者から「適切に褒めもらう」ことを実践いただき、本プログラムの効果をより高めるように工夫しました。
料理教室では、吉野杉を用いた曲げわっぱ弁当箱や、かや織り布巾といった奈良の伝統的な食器やテーブルウェアを使用することで、子供の食や伝統文化への興味、関心を引き出し、モノを大切にする気持ちも養います。また、テーブルコーディネートを学ぶことで、食は人と人との関わりをもたらすコミュニケーションアイテムであることに注目し、食環境にも目を向ける機会とします。なら歴史芸術文化村で開催することで、歴史、芸術、食と農など、奈良県の誇る文化に直接触れることができる絶好の機会となります。

【開催概要】
日時  :令和5年(2023年)7月2日(日)、8月6日(日)、
     9月3日(日)、10月1日(日) 各日13:00~15:30
場所  :なら歴史芸術文化村 にぎわい棟2階 調理実習室および多目的室
     (奈良県天理市杣之内町437-3、
      JR桜井線・近鉄天理線「天理駅」から直行有料デマンドシャトル)
対象  :全日程に参加できる5~6歳の未就学児(定員12人、参加無料)
     ※ 定員に達したため申込締切済み。
お問合せ:なら歴史芸術文化村 TEL(0743)86-4420

【関連リンク】
農学部
https://www.kindai.ac.jp/agriculture/

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