完全NON-FIT型2MW級バイオマス発電プラントを受注(パワーエイド三重合同会社向け)
株式会社タクマ(本社:兵庫県尼崎市、社長:南條博昭)は、パワーエイド三重合同会社(本社:三重県松阪市、職務執行者:西川弘純)向けバイオマス発電プラント(発電所名:パワーエイド三重シン・バイオマス™松阪発電所、以下、「本発電所」)を受注しました。
事業の概要
本事業は、バイオマスパワーテクノロジーズ株式会社(本社:三重県松阪市、代表取締役:北角強)が中心となり合同会社を設立して取り組む、完全NON-FIT型の発電事業です。
本発電所では、木材・製造業生産副産物、廃プラスチックと古紙を原料とするRPF等を燃料として使用し、1,990kWの発電を行います。生まれたグリーン電力を地産地消型エネルギーとして、国民負担に依存しない完全NON-FITで活用する発電事業であり、地域における資源・エネルギー循環経済の構築と脱炭素化並びに地域経済の活性化に貢献するものです。
タクマ2MWバイオマス発電プラントについて
当社では、2MWバイオマス発電プラントをこれまでに10件受注しております。本事業を組成したバイオマスパワーテクノロジーズ株式会社は2MWバイオマス発電プラントの第一号ユーザー(2018年1月商業運転開始)であり、従来の2MWバイオマス発電プラントの特徴に加え、RPFの混焼も可能なハイブリッド型ボイラーであることが評価され採用に至りました。
・豊富なバイオマスプラント納入実績(国内外合わせて630基以上)に基づく、多様な燃料の燃焼に対応可能なプラントシステム
・高効率な発電と、高い省エネルギー性能
・これまで納入したバイオマス発電プラント(FIT制度下40件以上)において、多くの安定稼働の実績
・RPF混焼に対応した設備仕様
当社の今後の取り組みについて
当社は今後も、これまでに培ってきた実績と技術をもとに多種多様なバイオマスの特性に対応し、高効率なプラントの提供を通じて、再生可能エネルギーの普及や温室効果ガスの排出削減、地域での価値を創出します。これらにより、ESG課題で掲げる気候変動対策への貢献、資源・環境保全、お客様・地域との信頼関係の一層の強化を図り、持続可能な社会の形成を目指してまいります。
概要
納入先
パワーエイド三重合同会社
建設場所
三重県松阪市木の郷町24番地 ウッドピア松阪内
設備概要
バイオマス発電プラント(ハイブリッド燃焼対応型)(発電出力:1,990kW)
用途
完全NON-FIT型バイオマス発電事業
※FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)を利用しない発電事業
使用燃料
木質チップ、RPF
契約期間
2022年6月~2024年度冬