明治大学平和教育登戸研究所資料館 第10回企画展「少女が残した登戸研究所の記録ー陸軍登戸出張所開設80年ー」

明治大学平和教育登戸研究所資料館は、第10回企画展「少女が残した登戸研究所の記録ー陸軍登戸出張所開設80年ー」を11月20日(水)より来年3月28日(土)まで開催いたします。入館無料。

今から80年前の1939(昭和14)年、現在の明治大学生田キャンパスがある場所にあった陸軍科学研究所登戸実験場は、登戸出張所と名称を変えました。これは、単なる呼称変更ではなく、それまでの電波兵器研究部門を第一科とし、新たに毒物・薬物・生物兵器等を開発する第二科と、中国の偽札等を製造する第三科が増設され、ここに総合的な秘密戦研究所としての登戸研究所が成立したのです。この特殊な研究機関に関する物的資料は1945年の敗戦に際して徹底的に焼却・破壊され、登戸研究所の活動を示すものは、全て抹殺されたと思われてきました。ところが、今から30年前の1989(平成元)年に、登戸研究所にタイピストとして勤めていた関コトさんが登戸研究所の数百枚もの文書を持っていると名乗り出たのです。当時、十代の少女だったこの女性が、なにゆえ登戸研究所の文書を持っていたのか、そして、そこには何が記されていたのか、『雑書綴』と名付けられた文書から登戸研究所の秘密に迫ります。

開催要領

会  期:2019年11月20日(水)~2020年3月28日(土)
休 館 日:日曜~火曜、2019年12月26日(木)~2020年1月7日(火)、1月18日(土)、2月5日(水)、2月7日(金)
会  場:明治大学平和教育登戸研究所資料館
         (神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1 明治大学生田キャンパス内)
開館時間:水曜~土曜 10:00~16:00
入 館 料:無料
展示資料:『雑書綴』実物展示、「雑書綴調査メモ」、「兵要地誌図」(複製)、憲兵関係資料ほか  
※『雑書綴』実物展示は、2019年11月20日~12月25日、2020年1月11日、2月29日~3月28日に限らせていただきます。
主  催:明治大学平和教育登戸研究所資料館
後   援:川崎市、川崎市教育委員会  

関連イベント
 講演会「少女が残した登戸研究所の記録・『雑書綴』発見秘話」
 登戸研究所研究の第一人者が企画展の内容を深く掘り下げます。
【講 師】渡辺賢二(明治大学平和教育登戸研究所資料館展示専門委員)
【日 時】2019年12月7日(土)13:00~14:30 (12:30開場)
【会 場】明治大学生田キャンパス中央校舎6階 メディアホール
【定 員】280名
【参加費】無料
【参加方法】予約不要。当日直接会場へお越しください。
 
企画展展示解説
 館長 山田朗(文学部教授)が実際の展示を前に企画展の見どころを解説するギャラリートークです。※各日同内容
【日 時】2019年11月30日(土)、12月21日(土)、2020年1月11日(土)、2月29日(土)、3月28日(土)各日13:00~14:00
【会 場】明治大学平和教育登戸研究所資料館
【定 員】各回20名(事前予約制)
【参加費】無料
【参加方法】希望日前日16:00までに、下記資料館問い合わせ先へ1ご希望日、2氏名、3人数、4電話番号、5E-mailアドレス明記の上、お申し込みください。

第10回企画展「少女が残した登戸研究所の記録-陸軍登戸出張所開設80年-」
第10回企画展「少女が残した登戸研究所の記録-陸軍登戸出張所開設80年-」

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