逆浸透（RO）膜および成分の世界市場、2018年までに81億米ドル到達の見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「Major Reverse Osmosis System Components for Water Treatment: The Global Market (世界の水処理向け逆浸透（RO）システムコンポーネント市場)」の販売を開始しました。
2013年の逆浸透（RO）膜および構成成分の世界市場は、49億米ドルに達することが見込まれています。BCC Researchでは、同市場は2013年から2018年の間、複合年間成長率（CAGR）10.7％で拡大し、2018年には81億米ドルに達すると予測しています。
水への需要は高まっている一方で、地球の真水供給量は決まっています。しかし、毎年、地球の水の品質は徐々に劣化しています。きれいな水に対するニーズは、個人、コミュニティ、産業、国、国家機関がこの必要な資源を保持し、利用しやすいようにする方法を探す努力をする中で、世界的な懸案事項となっています。過去40年にわたり、生理食塩水や半塩水、および汚染水を、使用可能な、持ち運びできる製品に変える、効果的なソリューションとして登場していたのが、ROシステムです。
水処理市場は依然として断片化されている状況ですが、競争の厳しい分野です。これは、先端技術、従来型技術ともに競合する技術が多いことと、新しいシステムを作り上げるためには多くの成分が必要となることがその理由です。同レポートでは、前処理カートリッジやポンプ、圧力容器／ハウジング、RO膜モジュール、および、スキッドやバルブ、ゲージなどの補助的要素を含んだ、RO構成成分の世界市場について評価します。
同レポートでは、中東・アフリカ、北米、欧州、アジア太平洋、南米・カリブ諸国の5つの地域における水のニーズとその要件に適合するROの役割について調査しています。現在、アジア太平洋地域がRO機器への支出に関しては米国を超える存在として台頭しています。BCC Researchでは、2013年のアジア太平洋地域におけるRO膜およびシステムコンポーネント市場の売上が、18億米ドルに達すると見込んでおり、その後は2018年までCAGR13.7％で拡大し、34億米ドルに達すると予測しています。米国市場では、2013年に17億米ドル、2018年には25億米ドルが予測され、そのCAGRは7.9％となる見込みです。
市場調査レポート: 世界の水処理向け逆浸透（RO）システムコンポーネント市場
Major Reverse Osmosis System Components for Water Treatment: The Global Market
http://www.gii.co.jp/report/bc100159-reverse-osmosis.html
出版日:2013年06月24日
発行:BCC Research
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