郁文館グローバル高校生が自ら企画実現『包括的性教育授業』実施報告

学校法人郁文館夢学園が運営するグローバル高校(東京都文京区、理事長・校長:渡邉美樹)の生徒が自ら企画実現した『包括的性教育授業』実施報告です。

『包括的性教育とは』

皆さん『包括的性教育』という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
ユネスコが2009年に作成した性教育についての指針、
「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の中で「コンプリヘンシブ・セクシュアリティ・エデュケーション」という言葉が使われ、日本では2017年に「包括的性教育」と翻訳され、少しずつ広まるようになりました。
「包括的」というのは、「すべてを含めた、総合的な」とう意味があり、ユネスコの定義の中では、具体的に扱う「キーコンセプト」が下記のように8項目掲げられています。出典:NHKより引用

グローバル高校の生徒と『包括的性教育』との出会い

郁文館には『包括的性教育』をともに知り、考えていくことの必要性を伝える『being』というゼミが存在します。『being』の4人も高校に入るまでは『包括的性教育』という言葉すら聞いた事がなかったそうですが、『being』の中心者として活動している石川さんは、高校1年の時に待機児童をテーマに課題に取り組み、調べていく中で偶然に出会ったとのこと。スウェーデンでは、なんと保育園で『性の多様性』や『包括的性教育』が行われていると知り驚きも大きかった一方、何故日本では行われていないのか疑問に思い、本やインターネットなどで調べ始めたのがきっかけとのことです。

『社会の現状を知る』

皆さんこのニュースはご存知でしょうか。2019年に国際会議が開催された期間、テロ対策として駅に設置してあるサニタリーBOXが撤去されて問題になり原因の一つは会議に男性しかいなかったこともあるのではないかと言われました。また2011年の東日本大震災で被災地の支援物資として生理用品が十分に配布されなかった問題も取り上げ、まだまだ生理への理解が足りないことが顕著に表れました。日本で一般的に行われている性教育は主に次の3つ「人間のからだと発達」「セクシュアリティと性的行動」「性と生殖に関する健康」ですが、まだまだ包括的とは言えない状況です。そこで『being』のメンバーは立ち上がりました。

まずは『生理』を知ろう!

『being』代表石川愛さんを中心に、グローバル高校伊藤さん、佐藤さん、ID学園の吉川さんが立ち上がり、ゼロから学校や企業に企画・提案・プレゼンし、一つひとつカタチにしていきました。今回のテーマはずばり「包括的性教育:生理について」です。今回の授業では、人間関係やジェンダーの理解、健康と幸福のためのスキルを「包括的に学ぶ」という事に意義を置きました。授業ではスライドによる説明と実際に体験する授業が展開されました。受講生は男子も女子も興味津々で真剣そのもの!グループワークを通して素朴な疑問をぶつけたり答え合いながら学び合っている姿が印象的でした。

『包括的性教育』は、みんなが幸せになるための学問! 『生理』を知ると自分にも他人にも自然と優しくなれる!

まとめとして、『生理』は『生理現象』で自分の意思とは関係なく思い通りにいかないケースも多く、一律ではなく個人差があることや、『見えている世界』が全てではなく、『見えていないこと』にも思いを巡らせ、想像力をはたらかせる『思いやり』が大切である事、また「知る」ことで理解が深まり、自分にも他人にも自然と優しくなることができる“きっかけ”“一歩”になることを学びました。教える方も教えられる方も新たな視点に気付くための貴重な時間となりました。今後も、今までの常識に囚われず、様々な学びや経験を通して視野や知見を広げ、一人ひとりが夢見る舞台で活躍する人材に成長していくことを教職員一同願っています。

■取材のお問合せ・お申し込み

本件及び取材のお問合せ・お申し込みは学園広報室までお問い合わせください。
TEL : 03-3828-2206
Mail: info@ikubunkan.ed.jp

法人概要
法人名  :学校法人郁文館夢学園
代表者  :理事長 渡邉美樹
所在地  :〒113-0023 東京都文京区向丘2-19-1 
URL    :https://www.ikubunkan.ed.jp/


学校名  :学校法人郁文館夢学園 ID学園高等学校 
代表者  :校長  古澤勝志
所在地  :〒389-0501 長野県東御市新張1931 (長野本校)
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-18-9 ISM水道橋3F (東京本部)
URL  :https://id.ikubunkan.ed.jp/


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