「アドバンス・ケア・プランニング市民公開講座」を開催 将来受ける治療について、患者本人が家族や大切な人と考える
近畿大学病院（大阪府大阪狭山市）は、令和6年（2024年）12月20日（金）に、「第4回アドバンス・ケア・プランニング市民公開講座」をオンラインで開催します。
アドバンス・ケア・プランニングとは、将来、病状が進行したときにどのような医療やケアを受けるか、患者本人を主体に、家族や大切な人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行って、本人による意思決定を支援する取り組みのことです。Advance Care Planningの頭文字から「ACP」と略され、「人生会議」と訳されることもあります。今回の市民公開講座では、「患者・患者家族がACP（人生会議）について思うこと」をテーマに、専門知識を有する医師や患者会の代表が講演を行い、参加者の疑問や質問にオンライン形式で回答します。
【本件のポイント】
●地域の方々に、ACP（人生会議）について身近に捉え、正しく理解していただく機会を提供
●「患者、患者家族がACPについて思うこと」をテーマに、医師や患者会の代表が講演
●オンライン形式で開催し、参加者の疑問・質問に講演者がリアルタイムで回答
【本件の内容】
近畿大学病院では、令和元年（2019年）に院長直轄の常設委員会として「アドバンス・ケア・プランニング（ACP）委員会」を設置し、ACP普及のため、近隣医療機関との連携など院内外の体制整備を行ってきました。また、ACPの知識や意思決定の在り方についての普及・啓発の一環として、地域住民や患者とその家族を対象に市民公開講座を年1回開催しており、例年150人程度の方が参加する人気講座となっています。
4回目となる今回のテーマは「患者・患者家族がACPについて思うこと」とし、ACPについて患者やご家族がどのように考え、どのように向き合うべきかについて、医師や患者会の代表が分かりやすくお伝えします。
病気になったときではなく健康なときから、「万が一命に関わるような病気になった場合に、どのような医療やケアをうけたいのか」を繰り返し話し合うことで、ご自身の価値観や希望に沿った医療が提供されることを目的としています。本講座では、事前アンケートにて質問も募集し、ACPについて参加者の理解を深め、大切な人と人生について考える機会を提供します。
【開催概要】
日時 ：令和6年（2024年）12月20日（金）19：00～20：00
開催方法：オンライン ※申込者にURLを通知します
対象 ：一般の方（人数制限なし、参加無料、要事前予約）
申込方法：（1）下記URLより申し込み
https://testkindai.zoom.us/webinar/register/WN_eMzXCaKSTfuoG1flVxgghA
（2）メールにて申し込み（お名前を明記のうえメールをお送りください）
E-mail ：gan.c@med.kindai.ac.jp
主催 ：近畿大学病院アドバンス・ケア・プランニング委員会
共催 ：近畿大学病院がんセンター、南河内がん医療ネットワーク協議会
お問合せ：近畿大学病院アドバンス・ケア・プランニング委員会
TEL（072）366-0221（内線3892）
【プログラム】
19：00～ 開会挨拶
中川和彦（近畿大学病院 アドバンス・ケア・プランニング委員長）
19：05～ 講演「アドバンス・ケア・プランニング（人生会議）って何だろう？」
講師：吉田健史（近畿大学病院 緩和ケアセンター長代行）
19：20～ 講演「3つの看取りの経験を通じてACPについて思うこと」
講師：轟浩美氏（認定NPO法人希望の会 理事長/全国がん患者団体連合会理事）
20：00 終了（予定）
【関連リンク】
医学部 医学科 特任教授 中川和彦（ナカガワカズヒコ）
https://www.kindai.ac.jp/meikan/index.html
医学部 近畿大学病院 講師 吉田健史（ヨシダタケシ）
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1809-yoshida-takeshi.html
