JMDC、提供する薬局データ規模が6,000店舗を突破

2024-02-29 08:45

株式会社JMDC(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:野口 亮、以下「JMDC」)は、2021年11月より提供する薬局データベースにて、データ集積元の薬局数が6,000店舗を超過し、全国に存在する薬局の10%を占める国内最大級の規模となりましたので、以下のとおりお知らせいたします。

  1. 概要
    JMDCが提供する薬局データベースは、データ集積元の薬局に持参された処方せんに基づき「患者の属性(年齢/性別など)」、「処方せんの内容(処方元の医療機関/処方薬/後発変更にかかる指示など)」、「薬局の調剤内容(各種報酬項目/調剤薬など)」を標準化したものです。製薬企業の、特にコマーシャル部門が市場を把握するシーンに役立つソースとして展開しています。
  1. データの特徴
    他社が提供する既存商用の薬局由来データと比較して、規模・速報性・全国代表性の観点で優位性を有しています。また、JMDCが有する保険者由来・医療機関由来データと比しても「処方実態を素早く(週次更新レベル)確認できること」が秀でた価値であり、同じような速報性を持つ他社の卸伝票由来データ(売上)と比しても「患者単位で実態把握できること」という別視点の価値を有します。また今回、6,000軒を超えたことで、日本全国の薬局の10%を捕捉いたしましたが、患者の分布・薬局の属性などについて、日本全国の縮図とおよそ等しい代表性が維持出来ています。
  1. 製薬企業におけるユースケース
    データそのものをJMDCが集計・レポート化するか、JMDC独自のWebツールを介して分析いただくか、提供形態をご選択いただけます。2021年11月の提供開始以降、多くの製薬企業から「足元の営業プロモ―ション活動にて薬剤選択のダイナミクスがどう変わったか?」「上市まもない薬剤の立ち上がりはどのような状況か?」といった、マーケティング視点でのタイムリーな現状把握ニーズに応え、多数の実績を積み重ねることで急速に売上が立ち上がっております。
薬局由来データの売上規模推移
  1. 今後の展開
    今般の薬局データベース規模拡大は、従前よりJMDCが取り組んできた、ヘルスデータの圧倒的ポジション確立に向けた取り組みの一つであります。今後も引き続き、データを活用した様々なサービスを継続的に生み出し、一定の成長投資期間を経て留め処なく事業化を進めるとともに、「社会課題に対しデータとICTの力で解決に取り組むことで、持続可能なヘルスケアシステムの実現」というJMDCの描く未来の実現に資する取り組みを推進してまいります。

株式会社JMDCについて

医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立。独自の匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有しています。9億8,500万件以上のレセプトデータと4,900万件以上の健診データ(2023年3月時点)の分析に基づく保険者向け保健事業支援、医薬品の安全性評価や医療経済分析などの情報サービスを展開しています。また、健康度の単一指標(健康年齢)や健康増進を目的としたWebサービス(Pep Up)など、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。
URL: https://www.jmdc.co.jp/

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