奈良県宇陀市の町おこしのために薬膳スイーツを開発 「菊芋フロランタン」を近鉄百貨店で限定販売
近畿大学(大阪府東大阪市)は、学生らが開発したヘルシーな薬膳スイーツ「菊芋フロランタン」を、令和2年(2020年)11月14日(土)から、近鉄百貨店3店舗(あべのハルカス近鉄本店・奈良店・橿原店)にて数量限定で販売します。菊芋は、食物繊維「イヌリン」が豊富で食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待されるスーパーフードとして、近年注目を集めています。
【本件のポイント】
●奈良県宇陀市の町おこしとして、近畿大学の学生らが「菊芋」を使った薬膳スイーツを開発
●菊芋は、糖の吸収を穏やかにする効果が期待される食物繊維の「イヌリン」を豊富に含む
●近鉄百貨店3店舗(あべのハルカス近鉄本店・奈良店・橿原店)にて数量限定で販売
【本件の内容】
近畿大学の学生5人(法・経営・経済・農学部)が、美味しくてヘルシーな食品開発を手掛ける薬学部OG運営のプロジェクト「Healthy & Lab.」と連携し、薬膳スイーツ「菊芋フロランタン」を開発しました。
学生らは奈良県宇陀市にある類農園から、「宇陀市の町おこしに協力してほしい」という依頼をうけ、宇陀市が「生薬の発祥の地」と呼ばれていることから薬膳スイーツの開発を企画しました。宇陀市や類農園でフィールドワークを重ねるなかで、宇陀市で栽培されている「菊芋」に着目。地域農業の振興に取り組む「ウェルネスフーズUDA」が粉末加工した菊芋パウダーを使用して、フランス菓子「フロランタン」のレシピを開発しました。
製造と販売は、奈良を拠点に菓子の直営店舗を展開し、オリジナル商品の開発を行う株式会社奈良祥樂(奈良県斑鳩町)に委託。保存料は一切使わず、小麦粉の代わりに米粉、白砂糖の代わりにメープルシロップを使用するなど、「ヘルシーで美味しい」にこだわった薬膳スイーツです。
【商品概要】
商品名 :菊芋フロランタン
販売開始 :令和2年(2020年)11月14日(土)
※ 売り切れ次第販売終了
価 格:1001円(税込)
販売店舗 :近鉄百貨店3店舗
(1) あべのハルカス近鉄本店
ウイング地下2階「諸国銘菓」
(大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43)
(2) 奈良店 地下1階「大和路ショップ」
(奈良市西大寺東町2-4-1)
(3) 橿原店 地下1階「大和路ショップ」
(奈良県橿原市北八木町3-65-11)
販売数 :あべのハルカス近鉄本店60個、奈良店・橿原店 各30個
商品詳細 :https://healthy-lab.studio.site/kikuimo
製造・販売:株式会社奈良祥樂
お問合せ :Healthy & Lab.(info@new-ron.com)
【本件に関係する企業・団体等】
<商品企画:Healthy & Lab.> https://healthy-lab.studio.site/
美味しくてヘルシーを叶える研究所として、薬学研究を食品開発に生かし予防医療食開発の発展に寄与することを目的に近畿大学薬学部卒の薬剤師が設立。食品メーカーとコラボし、美味しいうえに健康的な食品の企画開発を行っています。また、賞味期限が短くなってしまいがちなヘルシー食品を新鮮なまま顧客までお届けするために、受注販売専用のECプラットフォームも運営。「体に良いものは不味い」という常識を覆すべく、研究開発に挑戦しています。
<製造販売:株式会社奈良祥樂>
地元奈良県産の食材を使用したお菓子や、奈良県下の企業や学校等との協業によるコラボレーション企画商品の開発や販売等を行う企業です。「日々の暮らしに楽しい予感を」をコンセプトに、直営店舗での販売だけでなく、奈良県内から全国に向けて古都奈良の歴史や文化などの魅力を、お菓子を通じて発信しています。
<材料提供:ウェルネスフーズUDA>
地域農業の振興を目的として、平成27年(2015年)に設立されました。宇陀市内で生産された ほうれん草、小松菜、水菜、チンゲン菜、金ごぼう、うこん、よもぎ、菊芋、大和当帰などの地元農産物を粉末加工して販売しています。また、通常は廃棄されるような農産物も粉末加工することによって、フードロスの削減にも寄与しています。
<企画協力:類農園>
有機JAS認証を取得し、有機野菜、有機米、有機茶を栽培しています。また、奈良・三重の生産者の販路拡大をめざし、大阪で「類農園直売所」を4店舗運営しています。宇陀市の生産者と協働し「宇陀米のブランド化」に取り組んだり、教育機関(大学等)と連携し新しい教育を作ったりする活動にも力を入れています。
【関連リンク】
近畿大学
https://www.kindai.ac.jp/