9月18日は敬老の日。「骨粗しょう症」を予防するためには?食生活のポイントについても解説。

セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ

 医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「骨粗しょう症」についてご紹介するコラムを更新いたしましたのでお知らせいたします。


 毎年9月の第3月曜日は「敬老の日」です。敬老の日には「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨としています。
総務省発表の総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合の推移をみると、1950年(4.9%)以降一貫して上昇が続いており、1985年に10%、2005年に20%を超え、2022年は29.1%となりました。日本人の約3人に1人が高齢者となっています。

年をとると運動機能が衰えたり病気によって体の動きが鈍くなったりするため、ケガをする可能性が高くなります。転倒し、骨折をすることもありますがその原因として骨粗しょう症があげられます。骨粗しょう症と聞くと、骨がもろくなってしまうようなイメージがあると思いますが、高齢者や女性に多い病気です。今回のコラムでは骨粗しょう症とは?予防のための食生活などについて紹介いたします。
 


 

■骨粗しょう症とは

 骨粗しょう症とは、骨密度の低下や骨質の悪化によって骨強度が低下したために、骨折しやすい状態になった病態です。骨折しやすい場所は、おもに腰椎と大腿骨骨頭の骨で、腰痛や寝たきりの原因ともなります。大きく分けると、「続発性骨粗しょう症」と「原発性骨粗しょう症」に分類されます。

成長期に増加した骨量は、成人した20代で最大量に達します。その最大骨量である若年成人の平均値YAM(Young Adult Mean)を100として、その80%以下の骨密度を骨量減少、70%以下を骨粗しょう症と定義しています。
 

■どんな人がなりやすい?

 骨粗しょう症は「続発性骨粗しょう症」と「原発性骨粗しょう症」に分類されますが、それぞれの原因は異なります。

●続発性骨粗しょう症

代謝を亢進するなんらかのホルモン異常や薬剤の影響によるもので、たとえば甲状腺機能亢進症やクッシング症候群、また喘息や膠原病など、ステロイドを長期間使用する疾患で起こります。
骨粗しょう症の場合には、これら二次的に骨粗しょう症を引き起こす病気が背景や既往歴にないかどうかを病院で必ず確認してもらう必要があります。
 

●原発性骨粗しょう症

主に加齢や生活習慣によるもので、閉経による女性ホルモンの低下が大きく関係しますが、もともとの体質(若いころの食習慣や遺伝的な要素)からも影響を受けます。
ダイエットを繰り返していた人(カルシウム、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの不足)、極端な荷重運動不足の人(長期の監禁生活者や宇宙飛行士など)、母親が骨粗しょう症であった人は、特に注意が必要です。
 

■骨粗しょう症を予防するには

 骨強度の低下を予防・改善して、骨折を防ぐことは、寝たきりにならない・増やさないために意義があり、高齢女性のQOLを保つため、健康寿命を延ばすために重要です。
骨粗しょう症の危険因子には、加齢などの除去できないものと食事や運動などの生活習慣に関わる要因で除去できるものがあります。

●除去できない危険因子

加齢、性(女性)、人種、家族歴、遅い初潮、早期閉経、過去の骨折
 

●除去できる危険因子

カルシウム不足、ビタミンD不足、ビタミンK不足、リンの過剰摂取、食塩の過剰摂取、極端な食事制限(ダイエット)、運動不足、日照不足、喫煙、過度の飲酒、多量のコーヒー

自分で取り組めるものも案外多いので、日中の散歩や筋トレ、コーヒーの量をいつもより減らすなど、自分にできそうなことから少しずつ始めるのがおすすめです。
 

■骨粗鬆症の予防のための食生活のポイント

 骨の健康のためにはカルシウムの摂取が重要ですが、それだけではありません。カルシウムの吸収を促進するビタミンD、骨へのカルシウムの取り込みを助けるビタミンKなど、様々な栄養素も必要です。エネルギーと栄養素を過不足なく摂取することが大切です。

●1日3回の規則正しく、バランスのとれた食事をとりましょう。

欠食すると、必要なエネルギー及び栄養素が不足する可能性が高くなります。
バランスのとれた食事とは、

主食(ごはん・パン・麺)

副菜(野菜・きのこ・いも・海藻料理))

主菜(肉・魚・卵・大豆料理)

   
の、そろった食事のことです。

また、毎日の食事での食品はできるだけ偏らないようにすると、それぞれの食品に含まれる様々な栄養素を摂取することができます。特に、カルシウムの摂取量を増やす工夫として、小松菜などの緑黄色野菜、ひじきなどの海藻、豆腐などの大豆製品を取り入れることが挙げられます。

出典:厚生労働省 ヘルスケアラボ 骨粗しょう症、骨折
https://w-health.jp/old_age/osteoporosis/
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 骨粗鬆症の予防のための食生活
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-007.html
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 骨粗鬆症予防のための運動 -骨に刺激が加わる運動を
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-05-001.html
 

■まとめ

 まだ自分は若いから大丈夫、と思っている方も多いと思いますが、日頃から少しずつ意識していくことが大切です。特に女性の方は閉経後、骨芽細胞を活発にする女性ホルモンである「エストロゲン」が激減してリスクが高まります。今のうちから軽い運動やウォーキング、食生活の見直しをして、骨粗しょう症を予防していきましょう。
 


 

株式会社Central Medience

代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
事業内容:産業医紹介、メンタルヘルス対策、医療コンサルタント事業 他
公式HP:https://centralmedience.com/

 


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