近畿大学経済学部生が和歌山城公園周辺で大規模ヒアリング調査 インバウンド訪問客が認知する地域の魅力度を分析し観光客誘致へ

2024-11-14 16:00
令和5年(2023年)10月に実施したヒアリング調査の様子

近畿大学経済学部(大阪府東大阪市)総合経済政策学科准教授 新井圭太ゼミは、令和6年(2024年)11月23日(土・祝)・30日(土)に、和歌山城公園(和歌山県和歌山市)周辺で、和歌山城の紅葉などを目的としたインバウンド訪問客に対し、パーソントリップ調査(どのような人が、どこからどこへ、どういった目的で移動するかという行動調査)を行います。その後、収集したデータを基に、現地の観光地としての魅力度を推計するためのシミュレーションを実施します。

【本件のポイント】
●経済学部生が、和歌山城公園周辺のインバウンド訪問客に大規模ヒアリング調査を実施
●収集データを活用して、観光地としての魅力度を推計するためのシミュレーションを行う
●観光客の行動実態を明らかにすることで、観光客誘致のための施策提案へつなげる

【本件の内容】
近畿大学経済学部の新井ゼミでは、交通政策を軸としてさまざまな産業の特性や構造について研究・分析に取り組んでおり、その一環で和歌山城公園周辺をフィールドワークの場として活動しています。コロナ禍前には年間20万人超の入場実績があった和歌山城ですが、和歌山城公園やその周辺に、どのような人が、どれだけ来ていて、どのような行動を取っているのかという調査実績は少なく、明らかになっていません。
ゼミでは和歌山市からの依頼を受け、令和5年(2023年)に、和歌山市の中心地かつ観光地である和歌山城公園周辺で、国内外からの観光客約1,000人を対象とした大規模ヒアリング調査を行いました。その際に収集したデータを基に、今回はインバウンド訪問客を対象に、和歌山訪問を決めたきっかけ、訪問の目的、現地で購入したもの、使用した金額などについてヒアリング調査を行い、現地の観光地としての魅力度を推計するためのシミュレーションを実施します。シミュレーションにより観光客の行動実態を明らかにすることで、観光エリア内の移動支援など、将来の観光客誘致につながる施策提案につなげます。なお、本調査の分析結果は、令和7年(2025年)1月に和歌山市に報告する予定です。

【開催概要】
日時   :令和6年(2024年)11月23日(土・祝)・30日(土)9:00~17:00
場所   :和歌山城公園周辺
      (和歌山市一番丁3、南海電鉄南海線「和歌山市駅」から徒歩約10分)
参加者  :近畿大学経済学部総合経済政策学科3年生 21人
当日連絡先:近畿大学経済学部准教授 新井圭太 E-mail:k_arai@kindai.ac.jp

【関連リンク】
経済学部 総合経済政策学科 准教授 新井圭太(アライケイタ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/193-arai-keita.html

経済学部
https://www.kindai.ac.jp/economics/

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