ベストミュージックアニメーション賞は、ジェイク・オルソン「Given Again」が受賞。音と動きとのシンクロを楽しむ「ミュージックアニメーションコンペティション」
11月2日(木)〜6日(月)まで開催!世界唯一の空港内映画祭「第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」
新千歳空港国際アニメーション映画祭実行委員会では、2023年11月2日(木)、新千歳空港ターミナルビルを中心に5日間に渡って「第10回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」を開催しています。
本映画祭の特徴の1つである、MV(ミュージックビデオ)をはじめとした、音と動きとのシンクロナイゼーション(同期)を楽しむ「ミュージックアニメーションコンペティション」では、今年10作品がノミネート。審査員にアニメーション監督の森本晃司氏を迎え、ベストミュージックアニメーション賞を決定しました。
上映・審査は、シアター音響に加え音楽ライブ用の音響機材を付加し迫力ある大音響で映画を鑑賞する「爆音上映」で行われ、森本氏は観客と共に鑑賞後の審査及び結果発表となりました。
ベストミュージックアニメーション賞は、ジェイク・オルソン氏「Given Again」が受賞しました。ジェイク氏には、賞金10万円と授賞メダルが贈られます。
ジェイク・オルソン|Jake OLESON(アメリカ)
映画監督でエレクトロニック・ミュージシャン。彼のものづくりへの情熱は、デザイナーである愛情深い両親の、創造性と楽しさには計り知れない力があるという考えのもとで培われた。現在は、映画と音楽を通して困難を乗り越える人間の精神力を称えることを中心に、創作活動を行っている。
森本氏「AIを使うことでこんな表現も出来るのか」
審査について森本氏は、「何を選ぼうかと思ったときに、気持ち良いのがいいなと思った」と、音楽とのシンクロ性や気持ちの良い世界観があるものを選びたいと考えていたと言い、「(事前に鑑賞した中で)3〜4作品で悩んでいたが、最終的には大きなスクリーンと爆音上映で観て決めたかった」と選考までの経緯について説明しました。
今回のベストミュージックアニメーション賞となったジェイク氏の「Given Again」の選考結果について、上記の点に加え「AIという技術を使うことでこんな表現も出来るものかと、自分の作品にも使いたいと少し嫉妬もしました」と話し、この度の受賞を称えました。
また、最近アルゼンチンを訪れていたことに触れ、「どの国に行ってもアニメーションが本当に盛んです。AIをはじめ様々な技術が生まれています。これからも色んな作品に出会えることを楽しみにしています。」と授賞式を締め括りました。
新千歳空港国際アニメーション映画祭とは
新千歳空港国際アニメーション映画祭は、北海道と世界を結ぶゲートウェイである新千歳空港ターミナルビル(北海道千歳市)を会場とした、アニメーション専門の国際映画祭です。
記念すべき10回目の開催となる今年は、2023年11月2日(木)~11月6日(月)の5日間で、国内外の話題作など招待作品の上映はもちろん、アニメーションの意義を拡張する様々なプログラムを展開し、アニメーションの意義を拡張するような新しい価値を生み出す「遊び場」として、エネルギーを持ち帰ることができる文化交流拠点の創造を目指します。