美容健康効果から支持されるアーモンドミルク 2018年度は前年比118%の約50億円。1万kl突破 製品ラインナップの充実と通年商品として定着
「アーモンドミルク研究会」は、アーモンドミルク国内の市場動向を公表し、都内在住の女性を対象にした意識調査を実施しました。アーモンドミルク市場は、2018年度の販売金額が前年比118%と堅調に伸長し、研究会の調査で飲用率も前回調査時より増えていることが明らかになりました。美容や健康効果を期待して飲んでいる女性が多く、2019年もアーモンドミルク市場は堅調に伸長していくと予想しています。
一時的なブームでは終わらない。前年比118%の販売額約50億円、販売量1万kl突破
2013年にブルーダイヤモンド「アーモンド・ブリーズ」が上陸し、江崎グリコが「アーモンド効果」を発売して以来、アーモンドミルクは牛乳、豆乳に次ぐ「第3のミルク」として脚光を集め、急速に拡大しました。一時的なブームに終わらず、2018年は、前年比118%の販売額約50億円、販売量1万kl突破しました。
伸長の理由として、200mlパックなどを中心にトライアルの購入者が増えたことと、一般的に飲料の売り上げが落ちると言われている秋冬の売上が落ちなかったことが挙げられます。アーモンドミルクを飲むだけでなく、料理に使う人なども増えてきており、通年で安定した売上につながったと考えられます。
飲用経験率が9.1%増加。私たちの生活に浸透するアーモンドミルク
アーモンドミルク研究会が実施した調査で、アーモンドミルク飲用経験について、43.8%が飲んだことがあると回答しており、2017年に実施した調査から、9.1%増加しており、アーモンドミルクが私たちの生活に浸透していることがわかりました。
前回調査時の2017年に比べてアーモンドミルク製品のラインナップが増え店頭に並ぶようになり、アーモンドミルクを使ったメニューを提供する飲食店も大幅に増えました。店頭はもちろん、外食先などでアーモンドミルクを選択できる機会が増えたことが要因と考えられます。
意識調査 飲用率
調査概要
期間 :2019年2月2日~2月3日
回答数:600人
手法 :インターネット調査
対象 :女性のみ
エリア:首都圏在住(東京、埼玉、千葉、神奈川)
機関 :株式会社クロス・マーケティング
30~40代女性のアーモンドミルクを飲んでいる理由1位は「ビタミンEが多いから」
アーモンドミルクを飲んでいる女性に飲用理由を尋ねたところ、全体では「健康に良さそう」(50.5%)、「美容に良さそう」(49.0%)、「ビタミンEが多いから」(42.6%)という結果になりました。中でも30~40代の女性では、「ビタミンEが多いから」(53%)が1位、次いで「健康に良さそう」(51%)、「美容に良さそう」(51%)と、ビタミンEの意識が高いことがわかりました。
意識調査 女性がアーモンドミルクを飲む理由
意識調査 30~40代の女性がアーモンドミルクを飲む理由
ビタミンEが豊富で、低カロリーのアーモンドミルク。食事に手軽に取り入れてみてください。
アーモンドミルク研究会のメンバーである、管理栄養士の柴田真希先生に、アーモンドミルクに栄養成分と料理への取り入れ方についてコメントを頂きました。
「アーモンドにはビタミンE、オレイン酸、食物繊維、ミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれています。粒で食べるよりも液状で摂る方が、体内への吸収が良くなります。なかでもビタミンEには、若々しさを保つための抗糖化作用も期待されていますので、いつまでも健康で美しくあるためには、アーモンドミルクがおすすめです。
ビタミンCやビタミンAといっしょに摂ることで相乗効果が期待できます。緑黄色野菜を使ったミルクカレーやスープ、果物を入れたスムージーなど、効率よく摂取しましょう。アーモンドミルクはカロリーも低いのもうれしいですね。クセがなく、加熱しても膜が張ったりしないので、手軽に普段の料理に取り入れることができます。」
レシピ: http://www.almondm-labo.jp/recipe/recipe_pod.php
柴田真希先生
アーモンドミルクニュース
▽2019年春商品ニュース
2019年も新商品や既存製品のリニューアル情報が続々発表されています。
「アーモンド効果」リニューアル
江崎グリコ株式会社
参考価格:125円(税別)
容量 :200ml
2019年3月4日(月)よりリニューアル発売
「毎日おいしいアーモンドミルク 砂糖不使用」
マルサンアイ株式会社
参考価格:105円(税抜)
容量 :200ml
2019年4月1日(月)発売
▽研究会のHPがリニューアル
3月1日から研究会WEBサイトがリニューアルオープンし、最新情報を追加いたしました。
http://www.almondm-labo.jp/index.php