KNIME Serverの新機能、機械学習自動化パッケージを提供

データサイエンティスト不足に悩む企業のAI・機械学習活用を支援

 インフォコム株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:竹原 教博) は、データ分析プラットフォーム「KNIME Server(ナイムサーバー)」に、予測モデルの自動構築が可能な新機能「KNIME機械学習自動化パッケージ」を追加し、7月28日より提供を開始しました。

背景

 多くの企業がデータ活用に乗り出す中、データサイエンティストの採用が難しい状況が続いています。さらに、ビッグデータを用いたAI活用に必要な「予測モデル」の構築は難易度が高く、データサイエンティストが時間と手間をかけているのが現状で、企業にとって省力化・効率化が課題となっていました。
 このような課題を解決するため、当社は「KNIME Server」の国内唯一の代理店として培ったデータ分析基盤の構築経験とノウハウを生かし、今回の新機能を開発しました。

新機能について

 ガイドに従って設定するだけで、予測モデルが自動的に構築できます。必要に応じて、各種パラメータなどの設定を調整することも可能です。これにより、専門的な知識がなくとも予測モデルの構築が出来るようになり、専門家にとっても作業の省力化につながります。また、KNIME Server上でデータ準備から予測モデルの自動構築、そしてモデルの運用・改善まで行うことが可能となります。

■導入費用:2021年3月末までにKNIME Server(250万円~/年)を導入いただいた場合は標準機能となり、無償でお使いいただけます。2021年4月以降の導入の場合は有料オプションとなります。

■業種別の活用場面の一例
<製薬企業>化合物評価の効率化、化学品の危険性情報の抽出
<製造業>不良品の自動検知、消費エネルギーの予測
<小売り>新製品の売上予測、在庫の最適化、コンバージョン確率が高い顧客の抽出

■機能詳細URL: https://knime-infocom.jp/service/machinelearningautomation/

今後の展開

 今回の新機能により、KNIME Serverの付加価値をより高め、今後3年間で新たに100社への導入を目指します。
 当社は、KNIME Serverの提供、さらに無償版の「KNIME Analytics Platform(デスクトップ版)」利用企業へ向けたワークフロー構築・トレーニング・サポートサービスなどを通じて、規模や業種問わず、あらゆる企業がビッグデータ分析においてAI・機械学習を活用できるよう支援してまいります。

KNIMEについて

 KNIMEは2006年にドイツのコンスタンツ大学で開発されたソフトウェアで、データ処理から分析、レポーティングまで分析に必要な機能を網羅する「データ分析プラットフォーム」です。製薬企業や製造業、金融、政府機関などを中心に世界約60か国の幅広い業種で活用されています。

インフォコムグループについて

 インフォコムグループは、医療機関や一般企業向けに情報システムを提供するITサービス事業と、一般消費者向けに電子コミック配信サービス「めちゃコミック」を提供するネットビジネス事業を展開しています。 
[インフォコム株式会社] 代表取締役社長 竹原 教博、1983年設立、東証一部
連結売上高583億円、連結従業員数1,171名(2020年3月期)
https://www.infocom.co.jp/

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