マイボトルへドリンクを提供する実証実験を開始 ~近畿大学の"キャンパス内完全ペットボトルレス"実現をめざして~

近畿大学東大阪キャンパス内に設置されたドリンクサーバー(左)と「マイボトル洗浄機」試作品(右)
近畿大学東大阪キャンパス内に設置されたドリンクサーバー(左)と「マイボトル洗浄機」試作品(右)

近畿大学(大阪府東大阪市)経営学部経営学科教授 古殿 幸雄ゼミと象印マホービン株式会社(大阪市北区天満 以下、象印マホービン)は、産学連携プロジェクトで、2021年12月1日(水)から12月24日(金)まで、近畿大学東大阪キャンパス内でペットボトルを使用せずマイボトルへドリンクを提供する実証実験を開始します。

【本件のポイント】
●近畿大学内で、ペットボトルを使用しないキャンパス実現に向けた実証実験を開始
●象印マホービンが「マイボトル洗浄機」を提供
●産学連携の取り組みにより、SDGsに貢献

【象印マホービンが開発したマイボトル洗浄機について】
<マイボトル洗浄機の使い方>
(1)マイボトルの本体を逆さにして洗浄機(左側の穴)に差し込みます。
(2)マイボトルの栓はカゴ(右側の穴)へ入れて、ふたをします。
(3)洗浄ボタンを押すだけで「洗浄」「除菌」「すすぎ」「脱水」までが完了します。
※ 上記4工程にかかる時間は、約40秒です。

※ 写真はイメージです。洗浄機は最終仕様ではありません。

象印マホービンは2006年より、地球環境への貢献と健康的なライフスタイルを呼びかける活動として「マイボトルキャンペーン」をスタートさせました。どこでも好きな場所で好きな飲み物を飲むことができ、経済的でエコなマイボトルは、多くの方々にご使用いただいております。
一方で、マイボトルを持ち歩く際の不満要素として、持ち運び時の重さ、中身が無くなって追加する時に外出先で洗えない、中身を準備する手間などが挙げられます。今回の実証実験では、マイボトルを持ち歩く際のデメリットである「洗浄の手間」を解決するため、マイボトル洗浄機の試作品を中農(なかの)製作所(大阪府東大阪市新町)と共同開発しました。今回実施する実証実験の結果を踏まえて、洗浄機の製品化を検討してまいります。

【実証実験の内容】
日本人のペットボトル消費量は、1人当たり年間183本と言われています。近畿大学東大阪キャンパスには約2万5千人の学生が在籍しており、キャンパス内で消費されるペットボトルは、1年間で約459万本と試算されます。この度、ペットボトルレスのキャンパス実現を目指し、キャンパス内にドリンクサーバーを設置し、モニター自身が持つマイボトルを使用して飲用する実証実験を行います。
モニターとなる学生・教職員は、マイボトルを持参することで1日3回までドリンクの無償提供を受けられるシステムで、利用の際は象印マホービンのマイボトル洗浄機の試作機で、都度マイボトルを洗浄します。洗浄機の利用状況やモニターの意見について、古殿ゼミが分析して象印マホービンに提供し、洗浄機の改良・改善へ生かす共同研究です。また、キャンパス内で削減されたペットボトル使用量を公表することで、将来的に完全ペットボトルレスキャンパスの実現を目指す、SDGsの目標達成に向けた取り組みです。

ペットボトルレスキャンパスへ向けたモニター実証実験
ペットボトルレスキャンパスへ向けたモニター実証実験

【実施概要】
モニター募集期間:2021年11月25日(木)~11月30日(火)
実証実験実施  :2021年12月1日(水)~12月24日(金)
         ※ 利用可能時間は、下記設置場所の営業時間に準ずる
サーバー設置場所:近畿大学東大阪キャンパス 21号館1階 フードコンビニPlum
         (東大阪市小若江3-4-1、
          近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
モニター    :近畿大学生および教職員 50人

【関連リンク】
経営学部 経営学科 教授 古殿 幸雄(コドノ ユキオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1363-kodono-yukio.html

経営学部
https://www.kindai.ac.jp/business/


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