ドッグフードが危険と言われている真実について!
ドッグフードの危険性について沢山の記事が投稿されている中、本当に危険なのか…?と疑問に思う内容も沢山投稿されています。今回は、ドッグフードの危険について真相を調査していきたいと思います!是非参考にしてください。
○○ミール○○エキスは本当に粗悪?
ミールは、原料から水分を抜いて粉末にした事を言います。病死や事故死をした肉が使われていると言われているのですが、実際どのような状態の肉だったのか判断する事は難しいのです。しかし、すべてのドッグフードのミールが粗悪な物を使っているのかと聞かれれば違います。
少なくても「ミートミール」のような何のミールかわからないモノより「チキンミール」や「フィッシュミール」など何のミールなのかを記載している方が信頼性が高いと言えます。
ミートミール・ミートエキスには注意
ミートミールやミートエキスはどのようなお肉が使われているのか管理されておらず、コスト削減のために使用されているものです。実際に使われているお肉が何かがわからないので、ミートミールやミートエキスが使われているドッグフードは避けた方が良いでしょう。
肉副産物に病死や事故死した動物が入っている?
○○ミールには、内蔵や骨、血には犬が必要とする栄養が豊富に含まれています。なので、副産物=危険な食べ物とは言えません。むしろ体にいい部分が使用されているので食べて問題が生じる事はありません。
穀物はアレルゲンとなるって本当?
アレルゲンとなる可能性が高い穀物
アレルギーを持つわんちゃんが多いと言われている穀物は以下の3つです。
小麦
大豆
玄米
アレルゲンとなる可能性がそれほど高くない穀物
トウモロコシ
白米
上記の2点は穀物の中でも、アレルギーを持つ犬が少ないとされています。しかし、アレルゲンとならないという事ではありません。
アレルギーが無い犬にはメリットにも!
わんちゃんにとって穀物は消化がしにくいと言われていますが、ドッグフードに含まれている穀物は、加熱をして糊化しているので簡単に消化吸収できるのが事実です。穀物にはわんちゃんにとって必要な成分が多く含まれている事もあるので、アレルギーが無い犬にとっては少なからずのメリットにもなります。
酸化防止剤のBHAとBHTの危険性は本当?
酸化防止剤でBHTやBHAは発がん性がある為危険!と言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
BHAの発がん性の可能性は認められていない
BHAに害があるかをラットで実験した結果、大量投与をすると前胃に発がん性があると報告されています。ですが、犬を用いた実験では犬には前胃が無いこともあり発がん性や毒性も認められていないという結果が出ています。
さらに、BHAの使用量は含有量150㎍/gまでと制限がされており、実際に使われている量は150㎍/gより少ないとされています。
女性ホルモン作用で、奇形や障害の危険も…
発がん性は認められていないと言われていますが、少し気になる事が、BHAには微弱ながら女性ホルモンの作用があると報告されています。環境ホルモンは、胎児に作用すると、奇形や障害の危険性があると言われています。
BHTには変異原性が認められている
BHTにはDNAや染色体に損傷を与えてしまい、突然変異を起こす「変異原性」が認められています。しかし大量摂取した場合であるので、含有量は合計量150㎍/gまでと制限がされています。
含有量が決められているとは言え、BHTには体へ影響を与える可能性が少なからずあります。
食品が酸化してしまう方が危険
酸化したドッグフードを与えると、吐き気や下痢と言った健康被害が出てしまいます。そういった危険性を避けるために、BHAやBTAが使用されています。
つまり、酸化防止剤はドッグフードにとって必要なモノになるのですが、BHTのような危険性がある酸化防止剤が使われているフードは避けた方がいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?ドッグフードには確かに犬にとっては不必要な物が使用されている可能性がある事は否めません。ですが、すべてのドッグフードがそうではありません。「○○ミールが入っているからこのフードは良くない!」「穀物が含まれているからこのフードは良くない!」と判断するのはよくありません。
もし使われている原材料に疑問がある方は、公式サイトを見れば詳細をきちんと載せているフード会社もあります。載っていない場合は、問い合わせると答えてくれるので、気になる方は確認してから与えるようにしましょう!