85歳・養老孟司の『老い方、死に方』が発売前重版決定 累計20万部突破の「賢人と語る」シリーズ最新刊

株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023 年8月15日にPHP新書『老い方、死に方』(養老孟司 著/税込 990円)https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85528-8を発売します。本書では、3年前に心筋梗塞で入院し、愛猫「まる」の死を経験した養老孟司氏が、識者4人と対談し、「老いと死」について独自の視点を示しました。そして、発売2週間前に5,000部の重版が決定。お盆や敬老の日を控える今、書店や読者からの注目度の高さが伺えます。

『老い方、死に方』書影
『老い方、死に方』書影

心筋梗塞・愛猫との別れを経て 養老孟司氏が見つめる「老いの壁」

高齢者を取り巻く環境は、この数十年で大きく変化しました。平均寿命の伸長、未婚率の上昇などが「孤独な老人」の増加や、日本社会の深刻な高齢化などを引き起こしています。このような背景から、老後の「先行きがみえない」という不安感は、以前よりも強まっています。
著者の養老孟司氏もまた、26年ぶりに訪れた病院で心筋梗塞がわかり入院、愛猫「まる」も天国へ旅立つなど、80代半ばを迎え、「老いと死」に直面しています。そんな養老氏が、本書では4人の識者との対談を通じて老いや死の不安をほぐす知恵を説きます。

80代も半ばを越えたので、私は老いの途上、真っただ中にあり、死も間もないに違いない。編集者はそういう相手に老い方、死に方を考えさせる。それはないだろうという気もしないでもない。ただいま実行中、ご覧あれ、というしかないではないか。 (本書「はじめに」より)

阿川佐和子氏ら4人の識者と対談

本書で養老孟司氏が対談したのは、南直哉氏、小林武彦氏、藻谷浩介氏、阿川佐和子氏の識者4人です。対話を通して、養老氏自身の体験や考えに触れながら、人生の意味や死の受け入れ方について新たな洞察が得られる内容となっています。

【本書の構成】

第1章 南直哉(禅僧・『超越と実存』著者) ……自己を広げる練習
第2章 小林武彦(東京大学教授・『生物はなぜ死ぬのか』著者) ……ヒトはなぜ老いるのか
第3章 藻谷浩介(地域エコノミスト・『里山資本主義』著者) ……高齢化社会の生き方は地方に学べ
第4章 阿川佐和子(作家・エッセイスト・『聞く力』著者) ……介護社会を明るく生きる

著者プロフィール

著者近影(撮影:吉田和本)
著者近影(撮影:吉田和本)

養老孟司(ようろう たけし)
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。著書に、『唯脳論』(青土社・ちくま学芸文庫)、『バカの壁』『超バカの壁』『「自分」の壁』『遺言。』『ヒトの壁』(以上、新潮新書)、『日本のリアル』『文系の壁』『A Iの壁』(以上、PHP新書)など多数。

【書誌情報】

タイトル:老い方、死に方
著:養老孟司
判型・製本:新書判並製
ページ数:224ページ
定価:990円(税込)
発売日:2023年8月15日
ISBN:978-4-569-85528-8
発売元:株式会社PHP研究所
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85528-8

累計20万部突破「養老孟司、賢人と語る」シリーズ

第1弾『日本のリアル』(現在は電子書籍のみ)  2.7万部
第2弾『文系の壁』  4.7万部
第3弾『AIの壁』  3.3万部
第4弾『子どもが心配』  7.5万部
最新刊『老い方、死に方』 3.5万部

「養老孟司、賢人と語る」シリーズ
「養老孟司、賢人と語る」シリーズ

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