仙台放送×東北大学加齢医学研究所×あいおいニッセイ同和損保 「脳体操アプリ×テレマティクス保険」のデータを活用した 共同研究の実施について
株式会社仙台放送(仙台市青葉区上杉5-8-33、代表取締役社長:稲木 甲二、以下「仙台放送」)は、MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(社長:金杉 恭三、以下「あいおいニッセイ同和損保」)、国立大学法人東北大学加齢医学研究所(所長:川島 隆太教授)と2019年12月に締結した連携協定に基づき、東北大学加齢医学研究所と共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリ(以下「脳体操アプリ」)」による危機回避能力向上・事故削減効果等を、あいおいニッセイ同和損保のテレマティクス※1自動車保険(以下、「テレマ保険」)で取得したビッグデータを活用し、共同で分析・研究を行うことになりました。
※1 「テレコミュニケーション」と「インフォマティクス」を組み合わせた造語で、カーナビやGPS等の車載器と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供する仕組みです。
共同研究の背景
仙台放送は、2020年1月から東北大学加齢医学研究所と産学連携により共同開発した「脳体操アプリ※2」のスマートフォン版のサービスを、あいおいニッセイ同和損保が提供する「テレマ保険」の契約者向けに提供し、高齢ドライバーの運転能力や認知機能の低下を抑制し、安全・安心なモビリティ社会の実現に取り組んできました。
また2021年4月からは、AI(人工知能)を搭載。個々のトレーニング状況をAIが解析し、プレイヤー毎に最適なトレーニングへ自動調整する機能を拡張するなど、「運転技能」「認知機能」「感情状態」の向上だけでなく、安全運転管理や商品開発など、そのデータ活用の幅も広がってきています。
※2 東北大学加齢医学研究所と仙台放送が産学連携により共同開発した「トレーニング・アプリ」で、東北大学加齢医学研究所・川島 隆太教授による脳科学研究の成果と仙台放送が開発・放送している脳のトレーニング番組『川島隆太教授のテレビいきいき脳体操』の知見から開発されました(特許6284171号)。テレビやタブレット等の端末を利用した「作業速度訓練による安全運転能力向上プログラム」で、実際の運転行為や疑似運転行為(シミュレーター等)を伴わない日常的な認知トレーニングにより、運転技能の維持・向上を目指すものです。
共同研究の概要
仙台放送、あいおいニッセイ同和損保、東北大学加齢医学研究所は、運転寿命の延伸を図り、地方の公共交通の課題を解消すべく、2021年11月から、「脳体操アプリ×テレマティクス保険」のデータを活用して、共同研究を実施することになりました。
具体的には、「脳体操アプリ」の利用効果を、テレマ保険の膨大なテレマティクスデータを活用し、危険挙動の発生回数の減少効果のみならず、事故の抑止につながる危機回避能力向上効果および事故低減効果を多角的に実証すべく、共同で分析・研究を開始します。
脳体操アプリとは
1:東北大学加齢医学研究所・川島 隆太教授と仙台放送が共同で発明・開発した「運転技能向上トレーニング用」のアプリケーション。1日20分・6週間という短期間で自動車運転技能と認知力と活力が向上することを実証(2019年発表の研究成果より)。
2:トレーニングは現在8種類(運転技能向上トレーニング5種類、脳トレーニング3種類)
※運転技能向上トレーニング3種類から順次AI版を実装予定
3:特許取得済み(特許6284171号)
★公式URL : https://www.ox-tv.co.jp/brain/drive.html
★AI版動画URL: https://youtu.be/9IhIUg-XTBU
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担当 : 太田 茂
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本プレスリリースの関するお問い合わせ
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