小説版『キャンサーロスト』無料提供スタート
一般社団法人がんチャレンジャー設立4周年を記念し、無料特別企画を開始します。
一般社団法人がんチャレンジャー(所在地:千葉県柏市、代表理事:花木裕介)は、2019年11月より、「人が人に寄り添う社会づくりに貢献する」をミッションに掲げ、がん罹患経験者にかかわる方への情報提供を中心に活動してまいりました。
今年8月には、がん罹患経験者の抱える「キャンサーロスト」(※)にフォーカスした新書、『キャンサーロスト 「がん罹患後」をどう生きるか』(小学館新書/花木裕介著)を刊行しましたが、この度、法人設立4周年を記念し、小説版『キャンサーロスト』の無料ダウンロード(申し込み不要)を開始いたしました。
※「キャンサーロスト」とは、「がんによって失ったものや機会」を表す、一般社団法人がんチャレンジャーによる造語です。
本小説を通じて、いかに罹患経験者がキャンサーロストに苦しみ、葛藤を抱えながら人生を歩んでいるかについて、医療従事者の方々や組織の人事労務ご担当者の方々はじめ、罹患経験者にかかわる方に知っていただく一助にしていただけたら幸いです。
一人でも多くの罹患経験者が生きやすい社会づくりに貢献していきたく、5年目のがんチャレンジャーもどうぞよろしくお願い申し上げます。
【小説あらすじ】
約10年前、26歳でリンパ節転移のある乳がんを発症した美咲は、左胸の乳房を全摘。さらに抗がん剤治療の影響から、生理が止まってしまう。
当時付き合っていた孝太郎は、そんな美咲に寄り添いつつも、どうしても子どもがいる家庭を諦めきれず、美咲のもとを去ってしまった。
その後、美咲は人間不信に陥ってしまい、うつ状態へ。
家庭を持つ友人たちとも疎遠になっていき、せっかく休職させてもらっていた仕事も辞めてしまう。
今は、父母の住む実家に戻り、転職支援会社で働いている。とはいえ、子どもも産めず、恋人もいない美咲はそんな自分をなかなか肯定できない。
同時期、美咲は、同じ会社の雄太と親密になる。しかし、真実を打ち明ければ雄太は離れてしまうかもしれない。葛藤する美咲。
そんなある日、見覚えのある電話番号からの電話を取ると、それは孝太郎からだった。
その後、美咲、雄太、孝太郎の関係が目まぐるしく動き始める……。
ただいま、you tube「キャンサーロストチャンネル」にて、「体験別キャンサーロスト」シリーズもスタートしています(全27回予定)。
アンケート結果から導き出された具体的な喪失内容を、代表理事の花木がコンパクトに解説しています。
■法人概要
法人名 : 一般社団法人がんチャレンジャー
代表者 : 代表理事 花木 裕介(産業カウンセラー)
所在地 : 千葉県柏市
設立 : 2019年11月
事業内容:
・がん罹患者の周囲の関係者、及び当人が良好なコミュニケーション手法等を学ぶためのセミナー、研修の企画・実施等教育事業
・良好なコミュニケーションや心身ともに円滑な社会復帰におけるモデルケース等に関する情報提供および出版等による発信事業
・心身ともに円滑な社会復帰に向けた書籍出版支援および記事作成支援事業 ほか
URL : https://www.gan-challenger.org/
■本件に関するお問い合わせ先
窓口:花木 裕介 Email:hanaki@gan-challenger.org