工学院大学の研究を元に、産学連携で空調付きオフィスチェア 「クリマチェア」が完成。「環境・設備デザイン賞」最優秀賞を受賞

工学院大学(学長:佐藤光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)は、本学建築学科の野部達夫教授の研究を元に製作した、空調機能付きオフィスチェア「クリマチェア」が完成し、「第18回環境・設備デザイン賞」最優秀賞を受賞したことをご報告いたします。

空調機能を備えたイス「クリマチェア」(イラスト提供:ダイダン株式会社)

本件のポイント

●空調機能付きオフィスチェア「クリマチェア」が工学院大学 野部達夫教授(建築学科)の研究を元に完成。「第18回環境・設備デザイン賞」最優秀賞を受賞。
●オフィスワーカーが各自好みの環境を簡単に作ることができる。
●工学院大学は、産学連携が盛ん。「イノベーション・ジャパン2019」では、全国の大学の中で最多の27件が採択。

本件の概要

工学院大学の野部達夫教授(建築学部建築学科)は、空調機能を備えたイスを約20年間研究しています。その成果を元に2019年1月下旬、ダイダン株式会社と株式会社オカムラが「クリマチェア」を完成させ、2020年5月には「第18回環境・設備デザイン賞」設備器具・システムデザイン部門において、最優秀賞を受賞しました。
「クリマチェア」の送風モードは、座面から空気を吸い込み、座面脇のノズルから風を身体に吹きつけます。これにより空気が対流し、汗の蒸発を促し、涼しさを倍増させます。加熱モードでは座面のヒーターが作動して身体を温めます。エアコンなどの室内空調では、オフィスワーカー個々人に適した環境は作りづらいものの、「クリマチェア」を使うと、各自が自由に心地良い温度に調節できます。
工学院大学は、社会・産業と最先端の学問を幅広くつなぐべく、産学連携に力を入れています。日本最大級の産学マッチングイベント「イノベーション・ジャパン2019~大学見本市&ビジネスマッチング~」では、2019年度は27件が採択され出展しました。この件数は、全国の国公私立大学の中で最多です。2020年2月には、八王子市と連携しキャンパス内に「八王子市新産業創出センター」を設け、八王子市内の起業家や中小企業など計5社の研究開発を支援しています。

「クリマチェア」仕様

製造   :ダイダン株式会社、株式会社オカムラ
研究   :野部達夫教授(工学院大学建築学部建築学科)
機能(冷房):座面から空気を吸い込み、座面脇のノズルから放出
機能(暖房):座面のヒーターが作動
導入効果 :オフィスワーカー各自が自由に心地良い温度に調節でき、生産性向上
電源   :リチウムイオンバッテリー(ACアダプターで充電可)

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学校法人 工学院大学 総合企画部広報課
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