幸福・口福・広福を目指した 奈良発のSDGsな商品&サービスを発表! 『つくる責任、つかう責任』に重きをおいた3社を紹介

2023年12月14日(木)、奈良県商工会連合会主催の『「NARA」から広げるSDGs Actions プレス発表会』が奈良県コンベンションセンターにおいて行われました。奈良県内の9社が、SDGsを取り入れて開発した商品およびサービスを発表しました。
本リリースでは、そのうち主に『つくる責任、つかう責任』に重きをおいた3社をご紹介します。

神仏ネイル・糖質制限ガトーショコラ・杉箸における循環型ビジネス

◆日本の四季や神仏の意匠をモチーフに取り入れ日常に幸せを!
神職の感性で彩る祈りの和ネイルチップ 2024年2月4日より受付スタート

大和藤花堂

奥深い日本の美を表現する和ネイルチップ

同サロンのネイリストである藤田氏は、神職の資格も取得しています。神社仏閣にて表現される、心清くなるような意匠や縁起物は、まさに日本人の祈りから生まれた最上の美と考え、ネイルのデザインに取り入れました。例えば、法要の際に撒かれる散華(さんげ)や、ご縁の証として神社でもお寺でも大事にされている五色など、神社仏閣由来の美をモチーフにしています。
また同店のネイルケアは、飾るばかりでなく爪や指先の清潔と健康を保つ意味合いもあります。『手の健康(清浄)を守り、触れるものを傷つけない』という考えから、ネイルチップも少し短めになっています。

■SDGsポイント:バイオマスマーク認定のジェルネイルを使用
同店では、バイオマスマーク認定を受けているトウモロコシ由来のジェルネイルを使用しています。加えて繰り返し使えるネイルチップなどを使用することで、プラスチックのマイクロダスト排出削減を心がけています。今後は生分解性プラスチック製のチップの使用も検討中です。
同店はSDGsの源泉は郷土愛だと考え、ネイルのデザインに鹿寄せなど奈良の行事や文化を取り入れていく所存です。奈良の季節の移り変わり、暦を爪先から感じてください。

サロンは曽爾村に。小旅行気分でいらしてください

日本人にとって自然の恵みとは、即ち神仏からの恵み。サロンを訪れて曽爾村の自然に触れ、好きになっていただくことで、将来的な里山保全に繋がれば幸いです。

◆栄養士が考案し自ら作る糖質制限中の方も楽しめるスイーツ『しあわせ感じる大人のガトーショコラ』

ルナイエナ

しっとり、うっとり。甘さ控えめでコク深いガトーショコラ

『しあわせ感じる大人のガトーショコラ』は、心を込めてひとつひとつ、手をかけて納得のいく商品として作っていますので、数量限定(1日10個)です。
本ガトーショコラは、糖質制限中の友人から『小麦粉を使っていないチョコレートケーキが食べたい』と言われたことをきっかけに、栄養士の知識を駆使して開発しました。
小麦粉、洋酒、保存料、冷凍卵液、甘味料は使用せず、血糖値の上がりにくい甜菜糖、奈良県産たまご、北海道産発酵無塩バターを使用しています。チョコレートはフランス産のものです。おいしさにこだわり、何度も試作を繰り返すことで、現在の糖質控えめながら、コク深い味わいを実現しました。

計量から焼き加減まで細心の注意をはらって作っています

■SDGsポイント:冷凍商品の販売に舵を切り、食品ロスを削減
社会課題解決に向けての取り組みとして、以下の3つを実施しています。
・常温商品の取り扱いから冷凍商品に変更することで賞味期限を延長させました。またネット販売のみに転換したことで生産量の調整ができるようになりました。その結果、大幅に廃棄が減り、食品ロス90%削減(同社比)を達成しました。
・フェアトレードパートナーシップを大切にする会社から原料を調達しています。
・売上金の一部をピンクリボン活動と子ども食堂に寄付しています。

受賞歴

●第12回チーム・シェフコンクール…116商品の中から『審査員特別賞』、『久世福商店賞』、『勝企画賞』の3賞を同時受賞
●バイヤーズルーム(審査会型ビジネスマッチング)…『審査員特別賞』受賞(2021年)
その他、Makuakeでは初出品で目標の3.5倍の売上を達成。大丸松坂屋オンラインストア、東京ビッグサイト『グルメ&ダイニングスタイルショー』、大阪ギフトショーなどにも出展。

◆山林から作って山林へ戻す 資源循環型社会を目指して。自社製造だからできる森林と林業を守る取り組み

吉辰商店

製造者責任を明らかにすることから始めた環境保全の取り組み

吉辰商店の創業は昭和25年。箸から始まり木の新しい価値を創造し一人ひとりの豊かな生活の実現を目指して、各種吉野杉箸(懐石箸・お祝い箸、割箸等)や料理演出用品、三宝などの神具などの製造販売のほか、別注にて各種木工製品も承っています。

40年前は奈良県内に300軒以上あった割箸生産者も、建築様式の変化にともなって、今は40軒ほどになっています。しかし、端材や低利用材の活用は、林業の維持になくてはならないものです。そこで同社は、継続的な産業発展と地域の活性化、山林の保全ができるビジネスプランを考えました。

■SDGsポイント:使用済割箸のリサイクルで循環型社会を目指す
同社では今までも生産工程で出たおが屑や削り屑は、土壌改良材や緩衝材として活用してきました。しかしこの度、ゴミとして焼却処分される使用済割箸を、回収、粉砕・発酵・熟成して有機土壌改良材(堆肥)、緑化基盤材、ウッドチップなどのマルチング材に戻す取り組みを開始しました。製造するだけでなく、商品の使用後までを考え自然に戻す、循環型社会を目指しています。限りある国内資源を有効活用し、林業および山間地域の活性化につながる取り組みです。

山を知り、身近に感じてもらう取り組み

環境破壊は無関心から始まります。そこで、同社では、『杉箸づくりワークショップ』や、育成林を直接見て体験できる『林道ツアー』など、人を育て、山を育むための啓蒙活動もしています。山林サイクルや放置林などの現状、適正な間伐による災害のない山林づくりについて知っていただくためです。
同店の吉野杉のお箸や活動を通じて吉野の山々に想いを馳せ、ぜひ山や森を身近な存在に感じて、興味や愛着を持ってください。

本発表資料のお問合わせ先

奈良県商工会連合会
〒630-8213 奈良県奈良市登大路町38-1
担当者: 大垣 侑也(オオガキ ユウヤ)
TEL  : 0742-22-4411(ダイヤルイン)
FAX  : 0742-26-2698
E-mail: y-oogaki@shokoren-nara.or.jp

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