コロナ禍でも食事で旅行気分を 入院患者様などに関東地方の郷土料理を提供
「あんこう鍋風」「ゼリーフライ」など全9品
総合サービス企業 シダックスグループでは、事業子会社・シダックスフードサービス株式会社を通じて、全国で受託運営する約600カ所の病院・高齢者福祉施設を対象に、関東地方の郷土料理を、2023年4月1日(土)~5月31日(水)の期間、順次提供します。
シダックスフードサービスでは、新型コロナウイルスの影響で外出が難しい中、お客様に病院や施設内にいながらにして、郷土料理で旅行気分を味わっていただきたいという想いから「全国郷土料理うまいもの紀行」と題し、2020年10月から全国の郷土料理を定期的に提供して参りました。8回目となる今回は、関東地方の郷土料理を提供します。
メニューは全て、各地域在住の栄養士が中心となって作成・監修を行っており、地元の味を再現しています。群馬県のご当地焼きそば「上州太田焼そば」、茨城県の代表的な味覚を使った「アンコウ鍋風」、埼玉県行田市のおからとじゃがいものコロッケ「ゼリーフライ」など、全9品を提供します。いずれも病院や高齢者福祉施設では一般的には提供しない珍しい料理で、新たな発見をしていただくべく考案しました。
これまでの「うまいもの紀行」同様、メニューは完全調理品(※)としてパッケージ化されて各施設に納品されるため、コロナ禍においてもオペレーションの負担軽減や省人化対応が可能です。また工場で一括調理されることで、各調理現場での廃棄物のほか、仕込みや調理・洗浄時における水の削減効果も期待できます。比較的変化が少ない入院・入所生活においても非日常感とSDGsの視点を両立させた意義深い取り組みと言えます。
※完全調理品…工場等で調理し、料理にまで完成させた食品。調味などをする必要がなく、そのまま、あるいは、再加熱するだけで食べることができる。多機能分子調理機を用いた分子調理法で調理しており、食材の性質を分子レベルで解析し、調理に応用することで、味の安定化と品質維持を可能としている。
「全国郷土料理うまいもの紀行」 第8弾“関東編”概要
■実施期間:2023年4月1日(土)~2023年5月31日(水)
■提供箇所:全国約600カ所の病院・高齢者福祉施設
■メニュー開発者:シダックスグループに所属する関東地方在住の栄養士スタッフ
■提供メニュー:関東地方の郷土料理 全9品
※内1品、事業所で調理できるレシピの提供(群馬「みそパン」)
■提供メニュー例
*群馬「上州太田焼そば」
太田市のご当地焼きそば。太麺をソースで黒くするのが特徴で、ソースとカラメルで黒さを表現した。見た目は黒いが、甘辛く優しい味付けになっている
*茨城「アンコウ鍋風」
「東のアンコウ 西のフグ」と、茨城県を代表する味覚。江戸時代から庶民の間で食べられてきた長い歴史のある料理。アンコウの旨味が、人参や大根、豆腐などの具材にしみ渡った一品
*埼玉「ゼリーフライ」
行田市の郷土料理で、小判のような形から「銭フライ」と呼ばれていたのが、訛って「ゼリーフライ」に変化したのが名前の由来。おからとジャガイモを使用した“おからコロッケ”であるが、パン粉を使用しないのが特徴
「全国郷土料理うまいもの紀行」 過去実績
■シダックスフードサービス株式会社について:
シダックスグループの祖業である給食事業を担う事業子会社。外来レストランも含む病院、有料老人ホーム等の高齢者施設、および保育園、幼稚園など約800カ所(2023年3月現在)の食事提供業務を行う。