正しい「ダニの知識」がアレルギーを改善させる 髙岡正敏 著『お父さん、お母さんが知っておきたい ダニとアレルギーの話』2021年11月24日(水)発刊

表紙
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 株式会社あさ出版(代表取締役:佐藤和夫、所在地:東京都豊島区)は髙岡正敏 著『お父さん、お母さんが知っておきたい ダニとアレルギーの話』を2021年11月24日(水)に刊行いたします。

ダニは多くのアレルギーの症状に関係あり

 ダニによってアレルギーを起こす人は、秋が一番多くなります。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎のアレルゲン(症状の原因物質)となるのは、圧倒的にダニです。特にチリダニとその死骸です。これを除去すれば多くのアレルギーは軽減する可能性があります。
 本書は、ダニの研究を50年続けてきた著者が、アレルギーに対する正しい「ダニの知識」を解説。ご本人はもちろん、子供のアトピーで悩むお母さん、お父さんにもわかりやすいように、図版やイラストを交えて説明しています。
 アトピー、アレルギーに悩む子供とその親御さんに効果的具体的、かつ実践的なダニ除去の方法がこの1冊で理解できます。

ダニとアレルギー対策の10則

家中どこでもダニは生息している
家中どこでもダニは生息している

 本書は以下10則にのっとりダニとアレルギー対策を解説していきます。

1.生きているダニだけでなく、ダニの死体やフン、切片もすべてアレルゲンになる
2.ダニは多くのアレルギーの原因または発作のきっかけに関係している。
3.ダニを減らせば、多くのアレルギー症状は改善する可能性がある。
4.ダニを減らす鉄則は「殺す」より「増やさない」。
5.ダニを増やさないために一番効果があるのは「乾燥」。熱や薬より確実。
6.ダニの繁殖地(たとえば寝具や押し入れなど)の乾燥、清潔に気をつけよう。
7.ふとんを干したら、湿度が高くなる午後3時までに取り込もう。
8.使わない寝具やぬいぐるみは乾燥剤と一緒に、ビニール袋に入れて密閉しよう。
9.畳の上にカーペットやカーペットにラグを重ねる二重敷きは〝ダニ天国〞をつくる。
10.ハウスダストはダニアレルゲンの塊。こまめな掃除でアレルゲンを減らそう。

寝具の正しいダニ対策

 ふとんや枕、シーツなど寝具類のダニ対策はとくに重要です。ふとん干しをするときの注意、ふとんに掃除機をかけるタイミング、さらにダニをふとん内部に侵入させない高密度繊維など、ダニの増殖をおさえる具体的な対策を本書で解説いたします。

正しいダニ対策
正しいダニ対策

場所別にダニ対策を立てる

 寝具以外にもダニは家中にいます。たとえば畳にはダニがいますが、畳の上にカーペットを敷くと、さらにダニが大量に繁殖します。それぞれの場所に応じたダニ対策について本書で解説いたします。

場所ダニ対策 (例)
〔カーペットおよび各種マット類〕
・カーペットやマットはこまめに掃除機かけを行い、ときどき洗濯、クリーニングを行う
・カーペットの毛には方向性があるので、掃除機は左右前後にゆっくりかける

〔クローゼットや押し入れなど〕
・密閉性のない収納容器の場合は、大きなビニール袋に入れ密閉性を保つこと
・クローゼットや押し入れ、その他衣類の収納場所に炭や吸湿剤を設置する

〔食品および食器棚〕
・長い間食品を放置しない。とくにお好み焼きの粉やたこ焼きの粉は早めに食べる
・食器棚はときどきアルコールや家庭用洗剤でふく

【書籍概要】『お父さん、お母さんが知っておきたい ダニとアレルギーの話』

タイトル:お父さん、お母さんが知っておきたい 
     ダニとアレルギーの話
ページ数:224ページ  著者:髙岡正敏
価格:1,540円(10%税込) 発売日:2021年11月24日
ISBN:978-4-86667-322-6
http://www.asa21.com/book/b593467.html

【目次】
第1章 ダニとアレルギーとはどんな関係がある?
第2章 「日本ならでは」の住宅事情が原因の一つ
第3章 そもそもダニってなんだ?
第4章 まずダニ対策の基本を理解しよう
第5章 寝室はダニの楽園だ!
第6章 寝具の正しいダニ対策
第7章 場所別にダニ対策を立てる
第8章 アレルギー対策の未来はどうなる?

表紙
表紙

【著者プロフィール】髙岡 正敏(たかおか まさとし)

髙岡  正敏(たかおか まさとし)
髙岡 正敏(たかおか まさとし)

株式会社ペストマネジメントラボ代表取締役。
医学博士。獣医師

1947 年三重県松阪市生まれ。日本獣医畜産大学卒業。東京大学医科学研究所寄生虫研究部でダニの研究を始める。1975 年東京医科歯科大学医動物研究室教務技官に就任。1978年獨協医科大学医動物学教室講師に。グアテマラにフィラリア症対策プロジェクトの専門員として1年間派遣される。1980 年埼玉県衛生研究所環境衛生部技術吏員に就任。埼玉県立衛生短期大学非常勤講師、埼玉医科大学非常勤講師などを兼務。住居内のダニに関する調査を続け、莫大なデータを集める。2008 年埼玉県衛生研究所を定年退職。
これまで行ってきたダニに対する調査結果をまとめ、アレルギー疾患に対する治療法と予防法を確立するため、株式会社ペストマネジメントラボを設立。アレルギー患者宅を訪問し、環境改善によるアレルギーの予防や改善に取り組む一方、住居内のダニに関する調査結果をまとめ、その体系化をめざしている。
主な著書に『ダニ病学』(東海大学出版会)、『ダニの生物学』(共著、東京大学出版会)、『アレルギー病学』(共著、朝倉書店)などがある。


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