一般入試志願者数確定 135,830人　3年連続の減少も、現役生の志願者は昨年比100.7％とほぼ横ばい

2021-03-17 15:00

近畿大学（大阪府東大阪市）の、令和3年度（2021年度）入試における一般入試※1 志願者数が確定しました。志願者数（延べ）は、135,830人（昨年度比－9,490人）で、3年連続の減少となりました。総志願者数（延べ）※2 は、180,273人（昨年度比－5,966人）となり、2年連続の減少となりました。
この結果について、株式会社大学通信常務取締役情報調査・編集部ゼネラルマネージャーの安田賢治氏は、「今年度は大学入学共通テストを主とする入試制度改革の初年度であることが影響し、浪人生の減少によって受験生の母数が縮小した。それに加え、コロナ禍で地元志向が強まるとともに、受験校数を絞る動きも見られた。そのため、多くの大学で志願者数を大きく減らす結果となっている。そのような状況でも志願者数10万人を突破した近畿大学は、サイバー入学式、医学部・病院の感染症治療への貢献、全学的なコロナ対策支援プロジェクトなどの取り組みを発信し続け、社会に役立つ大学としての認識が一層高まったことが志願者獲得に繋がったと思われる」とコメントしています。
※1 大学入学共通テスト利用を含む（短期大学部は除く）、医学部地域枠入試は除く
※2 推薦入試（一般公募）などを含む全入試の志願者数（短期大学部を含む）

【今年度の志願動向のポイント】
●浪人生の志願者が昨年比74.1％と大幅に減少
●現役生の志願者は昨年比100.7％とほぼ横ばいで、女子比率も29.5％に上昇
●新型コロナウイルス感染拡大の影響で受験生の安全志向がますます強まるなか、早期に結果が出る推薦入試（一般公募）の人気が高まり、昨年比109.8％、40,947人※3 の志願を集めた
※3 短期大学部を含む、医学部地域枠入試は除く

【学部別志願者数の増減（一般入試）】