近畿大学生物理工学部医用工学科卒業第1期生 第27回臨床工学技士国家試験合格率95.1%を達成 ~関西の4年制大学で合格率1位に~

近畿大学生物理工学部(和歌山県紀の川市)医用工学科では、平成26年(2014年)3月2日に行われた第27回臨床工学技士国家試験において、卒業第1期生となる41人の学生が受験し、合格率95.1%(合格者39人)を達成しました。これは全国平均の合格率78.8%(受験者2,784人、合格者2,195人)を大きく上回っており、臨床工学技士の養成コースをもつ学校のうち4年制大学では関西2府4県にて1位となりました。


【近畿大学生物理工学部医用工学科について】

■設置年月:平成22年(2010年)4月
 (和歌山県内の大学・教育機関としては初めてとなる臨床工学技士養成のコース)
■募集人員:50人
■臨床工学技士とは
 医学と工学の知識を持ち医療現場で高度な医療機器を操作・管理できる国家資格です。
■近畿大学生物理工学部医用工学科の特徴
 大学の理念である「人格の陶冶」にもあるように人間教育にも力を入れており、高い倫理観を持つ医療機器開発のスペシャリスト育成をめざしています。そのため、医療現場で長年の実務経験がある臨床工学技士を教員に迎えるとともに、本学医学部教員が医学系科目の一部を担当しています。さらに本学は、大阪府・奈良県内に3つの医学部附属病院を持っており、カリキュラムとしてもこれらの病院での臨床実習を活用するなど、実際の医療現場での経験を積むことを重視しています。
■国家試験対策
 年間4回の学内模試を通して自己の実力を把握し、演習を通して弱点を補強します。4年生の12月から1月にかけては、3回の全国統一模試を経て着実に学力を向上させ、合格レベルに導きます。
■卒業後の進路
 今回の国家試験に合格した39人の学生のうち、病院への就職を希望した31人は全て進路が決定し、近畿大学医学部附属病院をはじめ、和歌山県立医科大学附属病院、東京女子医科大学など全国各地で勤務する予定です。ほかには、医療機器関連企業への就職を決めている学生や、さらなる高い技術と知識を修得するため大学院に進学する者もいます。今後また医療分野において、多くの卒業生が活躍することが期待されます。


【生物理工学部医用工学科学科長 古薗勉コメント】

去る3月2日(日)に実施されました第27回臨床工学技士国家試験において、医用工学科第1期生の合格率が95.1%となりました。全国の平均合格率は78.8%であり、初年度にてこの値を大きく上回り、合格率で全国有数の養成校と肩を並べるに至りましたことは大変喜ばしいことであります。

さて臨床工学技士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、生命維持管理装置の操作および保守点検を行うことを業とする医療従事者であり、ますます高度化する現代医療において無くてはならない専門職です。生物理工学部医用工学科は4年前、改組により設立された新しい学科であり、医学と工学との橋渡し(医工連携)の中核となる人材を育成することを、その理念としております。平成26年度志願者数が日本一となった全国屈指の総合大学である我が近畿大学に臨床工学技士養成課程があることは、単に国家資格有資格者を育成することに留まるものではありません。医療はますます高度化・複雑化しており、臨床で活躍する人材に加え、企業や大学および国立研究機関で医療機器の研究・開発に従事したり、また公的機関で医療機器審査など医療行政に携わる人材が必要とされています。当学科はその要請に応え、次世代の臨床工学技士の育成を念頭においた教育を行っております。

今回の国家試験の結果は当学科のポテンシャリティ(可能性)、すなわち大きな伸び代があることを示すものです。今後、国家試験合格率100%を達成すべき目標として掲げ、さらに医工学の高度な専門性を持った人材を輩出すべく、学生と教員が一丸となって未来へ向かって躍進することをお約束致します。


AIが記事を作成しています