賃貸部屋探しの時、インターネット無料物件は検討すべきなのか?
賃貸物件を探す時、つい気になってしまうのが「インターネット無料物件」に住むかどうかではないでしょうか?
インターネット無料物件の普及率は、意外に広まっていて、今では築年数が経過している物件でも、インターネット無料物件が増えてきているので、むしろこの際に、インターネット無料物件に入居した方が得なのでは?とつい考えてしまうもの。
正直な話「在宅ワーク」や「動画を見る機会」が多い方は、むしろインターネット無料物件には、入居しないほうが得になる場合が多いのですが、その理由については、下記をご覧下さい。
1.インターネット無料物件とは?
通常の賃貸物件の場合、光回線が部屋の近くまでは通っているものの、インターネット回線を接続させるためには、開通工事=初期費用が発生してしまいます。さらに毎月「使用料」を支払わなければならないので、家計にとってはマイナスになってしまいますが、インターネット無料物件の場合には、開設工事及び毎月の使用料が無料となりますので、入居してすぐにインターネットが利用できる点においては、今の時代に合っている設備であると言えます。
2.インターネット無料物件が不向きな方とは?
インターネットが無料になれば、開設工事費用や毎月の使用料が無料になるので、オトクに感じると考える方は多いのですが、実は「インターネット無料物件」には大きな落とし穴があります。
①常に快適なネット環境であるとは言えない
インターネット無料物件では「一つの回線」しかないために、複数の部屋で「動画」等を見てしまうと、回線速度が遅くなってしまい、ネット環境としては最適な環境とは言えなくなってしまいます。これは、インターネット無料物件においては「ある意味致し方がない」ことであり、もし回線速度が遅くなったとしても、これは「劣化」ではないことから、管理会社にクレームを言うことはできません。
最近では、新型コロナウイルスの影響によって「テレワーク」に切り替わった方も多いと思われますが、インターネット無料物件において「オンライン会議」をすると回線が重くなってしまい、音声が聞き取れにくくなってしまう可能性が十分にあり得るので、自宅内におけるインターネット環境をよりよくしたい方には、インターネット無料物件は不向きといえます。
②プロバイダ契約を選ぶことができない
インターネット無料物件では、好きなプロバイダ契約を結ぶことができないので、どうしても「現在物件で使用しているプロバイダとは別の所を使いたい」場合には、インターネット無料物件は、おススメできません。
③セキュリティー問題
インターネット無料物件においては、セキュリティー対策をしっかりすることをおススメします。特にLANケーブルを差し込むタイプの所は要注意。同じルーターに接続している自分のパソコン情報が見られてしまう可能性があります。
3.まとめ
インターネット無料物件は、毎月の使用料や開設費用が一切かからない部分においては、メリットといえるものの、仮に動画が遅くなったり、ウイルス感染した場合「管理会社にクレーム」を言うことは一切できません。
ライトユーザーの方ならば、インターネット無料物件はおススメできると言えますが、テレワークをされている方や、YouTubeをよくご覧になる方は、むしろ好きなプロバイダと契約した方が、ネット環境としては最適になるので「インターネット完備物件」をおススメします。