「利根沼田」が日本酒の地理的表示(GI)に指定

(株)津々浦々(東京都千代田区 代表取締役:竹久健)が国税庁の委託事業としてアドバイザーを務めた、群馬県利根沼田地区の日本酒が2021年1月22日、地域の風土と結びついた特産品を保護する国の制度「地理的表示(GI)」に指定された。GI名称は「利根沼田」で、「白山」、「山形」、「灘五郷」、「はりま」、「三重」に続く6例目の指定であり、同社がアドバイザーを務めた初めての指定でもある。

当社独自の手法により、酒質の特性を特定した上で、原料米は利根沼田地区内で栽培された「雪ほたか」「五百万石」「コシヒカリ」のみとし、この地域の豊富な軟水と特定の酵母のみの醸造と規定することで、「利根沼田」透明感のある味わいの中に適度な旨味を感じる日本酒の地域性をより明確にした。

当社生産基準の策定から関係当事者間の合意形、申請手続きまで一貫して支援をすることにより、地域性を明確にした地理的表示の指定申請を迅速・円滑に行うことが可能となった。

日本酒GIでは使用米の品種指定は前例があるが、使用米の産地をGI指定地域内のみに限定することに加え、酵母の指定や純米酒限定とするのは今までに例がなく、また、GI生産基準の中に「ビンテージ」の表記を可能としたことにおいても画期的な指定となる。

認定された日本酒は 6月ごろ販売予定。


官報公告:
https://kanpou.npb.go.jp/20210122/20210122h00417/20210122h004170010f.html

地理的表示「利根沼田」生産基準:
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/chiri/210122_besshi.htm

(問い合わせ先:(株)津々浦々 福場 03-6262-3682 info@ttur.jp


AIが記事を作成しています