合同会社クリプトファーム、農業トレーサビリティ向上を目指す ブロックチェーン実証実験を開始

いちごと山椒を対象に、2025年2月より試験運用をスタート

合同会社クリプトファーム(所在地:兵庫県豊岡市、代表社員:小田 稀菜)は、農地や施設ごとに使用された農薬や栽培環境などの詳細情報をブロックチェーン技術で記録し、出荷時のトレーサビリティを向上させるシステムの実証実験を開始します。本実験では、同社が栽培するいちごと山椒を対象として、2025年2月より試験運用を行う予定です。

近年、消費者の安全・安心志向の高まりを背景に、農作物の生産過程の透明性や信頼性を確保するトレーサビリティの重要性が一段と増しています。合同会社クリプトファームは、このニーズに応えるべく、農業の効率化にとどまらず、消費者が安心して選べる商品づくりを目指し、ブロックチェーン技術を活用した新たな取り組みをスタートしました。

ブロックチェーンのイメージ

本システムの主な特徴

〈農薬・肥料の使用履歴の正確な記録〉
各農地や施設で使用された農薬や肥料の情報を記録し、ハッシュ化した証明データをブロックチェーン上に記録。データの改ざんが難しく、信頼性を高めます。

〈栽培環境データの可視化〉
温度、湿度、土壌環境などの情報をセンサーで取得し、ハッシュ化した証明データをブロックチェーン上に保存。正確な栽培環境の把握により、さらなる品質向上を図ります。

〈出荷時の追跡性向上〉
二次元コードなどを活用し、消費者がスマートフォンを使って生産情報を手軽に確認可能。生産現場から食卓までの流れを“見える化”します。

実証実験の概要

ブロックチェーンプロトコル:Base、Scroll
対象作物:いちご・山椒
開始時期:2025年2月より
目的  :システムの実用性や効率性の検証
実験で得られたデータをもとに、他の作物や地域への応用、ならびにブロックチェーンを活用した排出権取引商品の開発を計画しています。

代表コメント
「農業のデジタル化は今後ますます重要になると考えています。ブロックチェーンを活用することで、生産現場の透明性を高め、消費者からの信頼を得られる仕組みを構築していきたいと思います。今回の実証実験が、日本の農業に新たな可能性をもたらす第一歩となることを願っています」

合同会社クリプトファームは、テクノロジーを活用した持続可能な農業の実現を目指し、地域社会との連携を通じて新たな価値を創出してまいります。

会社概要

商号  : 合同会社クリプトファーム
代表者 : 代表社員 小田 稀菜
所在地 : 〒668-0333 兵庫県豊岡市但東町高龍寺196
設立  : 2024年9月 
事業内容: 農業、排出権取引商品の開発
資本金 : 400万円
URL   : https://cryptofarm.jp/

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