和菓子と発酵の出会い「ベイクドようかん湖々菓楽」に新シリーズ「ふなチー」が登場！

2023-02-14 10:00

琵琶湖の西、湖岸の町の和菓子店「有限会社とも栄菓舗」(本社：滋賀県高島市安曇川町田中43-1、代表取締役社長：西沢勝治)は湖国の伝統を和菓子に込めた『ベイクドようかん湖々菓楽(ここから)ふなチー』を新発売いたします。
(2月14日よりオンラインショップにて先行予約受付・24日より販売開始)

ようかんの新しいかたち。「ベイクドようかん湖々菓楽」とは。

「ベイクドようかん湖々菓楽」は2021年に発売した、ケーキのような丸い形を切り分けて食べる、斬新な形のようかんです。ようかんといえば通常「蒸しようかん」や「焼きようかん」が一般的ですが、「ベイクドようかん湖々菓楽」は「焼く」という製法を採用し、しっとりと濃厚な味わい深いようかんに仕上げました。
この度、「滋賀抹茶」味に続くシリーズ二品目の「ふなチー」を発売いたします。

鮒寿し×白餡。湖国の伝統食と和菓子の出会い。

滋賀県の伝統食である「鮒寿し(ふなずし)」。現存する最古の寿司といわれる鮒寿しは、母なる湖・びわ湖でとれた鮒を、お米と塩で漬け込み発酵熟成させた郷土料理です。その味わいは、乳酸発酵ならではのコクのある酸味と旨みがあり、和のチーズと例えられることも。
湖国の風土と民の知恵が生み出した伝統の味。それをより多くの方に知っていただきたく和菓子にしました。
使用する鮒寿しは、昔ながらの製法を守る名店「魚治」のものにこだわりました。
びわ湖のニコロブナを創業より伝わる蔵持の菌で二冬かけてじっくりと発酵熟成させた魚治の鮒寿し。その深みを醸した身と飯を、自家製の白餡と合わせてなめらかに仕上げております。

お酒と楽しむマリアージュ。チーズケーキとは似て非なる、滋賀の新和菓子。

その独特の風味から珍味として認知されている鮒寿しですが、魚治の鮒寿しはとてもまろやかで尖がなく、優しく深い味わいが特徴です。
身は香ばしく、乳酸発酵の旨みと酸味は、チーズを使用していないのにまるでチーズのよう。
土台となるサブレには和素材のはったい粉を使用し、和菓子らしく素材の味を引き立たせる独自の製法でようかんに仕立てました。
お米で漬ける鮒寿しを使用しているので、日本酒やワインにもよく合い、マリアージュの楽しみも広がります。また、生胡椒や七味といったスパイスをプラスすることで全く新しい味へと展開します。是非、あなただけのイノベーションスパイスを見つけてみてください。

コロナ禍で不安の中お菓子に込めたメッセージ。そしてまた歩み始める。伝統と共にここから。

2021年、コロナウイルスにより先行きが見えない不安感が広がる日本に、びわ湖のふちから元気を送れないだろうかと考え、発売した「ベイクドようかん湖々菓楽」。
「大変な時代になってしまったけれど、ここからみんなで進んで行こう。」との想いを込めて「湖々菓楽(ここから)」と名づけました。
パッケージデザインは水上船をモチーフにしています。びわ湖はその昔、水運が大変発達しており、日本各地と都会の往来の要でした。例え一隻一隻は小さくとも、たくさんの船に皆んなで乗り込み、次々と物や文化を各地へ運んだ水上船のように、帆を張り、風を集めて、みんなで少しずつここから進んで行きたい。発売当時、そんな想いを込めました。前作が発売されて二年。コロナ禍は続きますが、人々の暮らしは変わりつつあります。湖国の暮らしに根付いた伝統を込めたこのようかんが、全国のみなさまに出会えますように。

開発者紹介

西沢勝仁(にしざわかつひと)。1987年生まれ。有限会社とも栄菓舗取締役。菓子製造一級技能士。東京「一炉庵」にて和菓子を修業。2013年、有限会社とも栄菓舗に入社。「若い世代にもっと和菓子に親しんで欲しい」との思いで、2017年「伝統的な技法3：革新的な試み7」を指標とし地元特産の希少果実アドベリーを軸にしたブランド「NANASAN」を立ち上げる。琥珀糖「MIO」が日本最大規模の全国お取り寄せ情報サイト
「お取り寄せネット」の人気投票で2021年「和菓子・和スイーツ部門金賞」「総合大賞」を受賞。和菓子の新しい楽しみ方をご提案すべく、日々和菓子の創作に勤しむ。