オラクル製品を、ファーストリテイリングのIFRS対応を見据えた新経営管理基盤にグローバル導入

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、「Oracle Exadata」*1、「Oracle E-Business Suite」*2、「Oracle Hyperion Financial Management」*3などのオラクル製品が株式会社 ファーストリテイリング(本社:山口県山口市佐山、代表取締役会長兼社長:柳井 正、以下 ファーストリテイリング)の経営管理の強化と国際財務報告書基準(IFRS)の対応を見据えた経営管理基盤として、このたびグローバル導入され、稼働開始したことを発表しました。
*1、*2、*3は本文最後の製品概要をご覧ください。

ファーストリテイリングは、事業の中核を担うユニクロをはじめとして、商品企画・生産・物流・販売までを一貫して行うSPA*4モデルを確立し、高品質なカジュアルウエアを低価格で提供することにより成長を続けています。同社では、2001年から海外進出し、2010年8月末現在の店舗数は国内808店舗、海外136店舗へと拡大しています。 
*4 アパレル製造小売企業

「Oracle Exadata」や基幹業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」などのオラクル製品は、2010年2月、ファーストリテイリングが推進するグローバル・グループ業務システムの統一プロジェクト「G1プロジェクト」の中核を担うグループ共通の経営管理基盤として、採用されました。新経営管理基盤は、2010年9月、同社の国内と海外事業の経営管理の強化と国際財務報告書基準への対応を見据え、稼働を開始しました。

ファーストリテイリングがオラクル製品を導入したのは、グローバル・グループ標準の経営管理基盤の構築に向け、従来のOLTPやデータウェアハウスなどの処理特性が異なるデータベースの統合、システムおよび業務間のバッチ処理の低減、事業拡大にともなうシステムの拡張性を要件として、「Oracle Exadata」の性能を高く評価したためです。

また、新経営管理基盤は、国際財務報告書基準への対応などを見据え、会計業務や人事・給与業務向けに「Oracle E-Business Suite R12」、グループ経営管理強化と連結決算早期化向けに「Oracle Hyperion Financial Management」、他システムとの連携基盤として「Oracle Service Bus」*5や「Oracle WebLogic Server」*6を実装しました。これらは、「Oracle Exadata」導入後、短期間での稼働に成功しました。

この導入にあたっては、アクセンチュア株式会社(本社:東京都港区赤坂、代表取締役社長:程 近智)がシステムインテグレーションサービスを提供し、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区内幸町、代表取締役社長:有馬 彰)がシステム基盤をサービスとして仮想ホスティングサービス「Biz ホスティング エンタープライズ」を提供しました。本プロジェクトは、両社と日本オラクル3社の協力体制により、本稼働への成功に至りました。

また、オラクルの小売業向けアプリケーション「Oracle Retail」*7と「Oracle Exadata」が、ファーストリテイリングの世界市場におけるさらなるビジネスの拡大を支える次世代情報システムとして追加採用され、全世界におけるグループ共通の情報システム基盤の導入および販売サービス、商品管理業務のさらなる強化を支援します。

株式会社 ファーストリテイリング グループ執行役員 樋田 真(とよだ まこと)氏は次のように述べています。「ファーストリテイリングはグローバル競争力のより一層の強化を目的にリリース1として『Oracle Exadata』と『Oracle Applications』を経営管理基盤として導入しました。必須要件として24時間365日の運用が求められるシステム基盤を、『Oracle Exadata』によるソフトウェアとハードウェアが一体化されたシステムで実現することは、ITの在り方に革新をもたらせたと実感しています。経営に貢献するITの実現を目指すオラクルの取り組みに今後も期待しています。」

■製品概要
*1「Oracle Exadata Database Machine」
「Oracle Exadata Database Machine」は、データウェアハウス処理とオンライントランザクション処理(OLTP)の両方を驚異的なパフォーマンスにより理想的な統合グリッド基盤やプライベートクラウドインフラを実現します。専用筺体にデータベースサーバー、ストレージ、ネットワークそしてソフトウェアがあらかじめ構成された状態で出荷された「Oracle Exadata Database Machine」は、拡張性や冗長性に優れセキュアデータベースとしてもお使い頂けます。お客様はデータベースを統合することによりITコスト削減やすべてのアプリケーションパフォーマンスを改善すると共にビジネスでの意思決定をリアルタイムに行うことができます。

*2「Oracle E-Business Suite R12」
ビジネスへの洞察力、適用可能で深い業界プロセス、システム導入による豊富な実績をもとに開発された「Oracle E-Business Suite」は、財務管理や人材管理といった企業の基幹系システムから、在庫管理、生産管理、顧客管理、購買管理、コンタクトセンター、分析ツールなど、企業活動支援のための多くの機能が包括的に統合されており、さまざまな企業活動の効率的な業務支援を可能にするアプリケーション製品群です。

*3「Oracle Hyperion Financial Management」
グループ全体の経営管理プロセスを1つの統合された環境でサポートする、Webベースの連結経営管理アプリケーションです。収集した財務データに対して、外貨換算、会計基準の組替えや連結処理を行い、外部報告と内部管理用途のレポーティング機能や多彩な分析機能を提供し、組織全体での経営情報の共有を実現します。グループ経営管理の強化に取り組む企業からのニーズが高く国際財務報告書基準(IFRS)対応にも活用いただくことが可能です。

*5「Oracle Service Bus」
「Oracle Service Bus」は、「Oracle Fusion Middleware」製品群の一部であり、「Oracle SOA Suite」の主要コンポーネントです。サービス指向アーキテクチャ(SOA)に対応させることが可能となり、アプリケーションを柔軟かつ迅速に 変更することが可能となります。

*6「Oracle WebLogic Server」
「Oracle WebLogic Server」は、「Oracle Fusion Middleware」製品群の一部であり、 戦 略的なアプリケーション・サーバーです。Java EE環境インフラストラクチャおよびアプリケーション・グリッドの基礎となる製品で、最小の運用コストで競合他社を凌ぐパフォーマンスを実現します。

*7「Oracle Retail」
「Oracle Retail」は、オラクルの戦略的買収の結果揃えられた小売分野における長期的なビジョンを包含した業界最良アプリケーションです。ファッション、食品雑貨、ハードラインを含む主要なリテールセグメントにおいて、カスタマー・リレーションシップを向上させる大きな価値、さらなるシステム統合、将来におけるビジネスへの洞察を小売業のお客様にご提供します。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 小林、玉川、石川、野見山
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/pressroom-151560-ja.html
YouTube日本オラクル広報チャネル http://jp.youtube.com/user/oraclejapanpr

  • OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
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