マクニカ、沖縄県南城市にて自動運転EVバスと路車協調を連携活用した、 将来的レベル4実現に必要要素となるセカンダリアクティビティ検証の公道実証実験を開始
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、自動運転EVバスと路車協調を連携活用した、将来的レベル4実現に必要な要素となるセカンダリアクティビティ*1が可能になるための技術検証を沖縄県南城市の公道にて実証実験を実施いたします。
マクニカは、本実証実験において、ハンドル・アクセル・ブレーキペダルのない自動運転EVバスであるGAUSSIN MACNICA MOBILITY社の「ARMA(アルマ)*2」を手動走行します。南城市をフィールドに地域交通の維持・確保や観光客の二次交通のさらなる整備に向け、AIカメラ・センサー等を活用したリアルタイム交通情報の活用により、より安全かつ効率的な遠隔監視を可能とし、安全性の高い自動運転モビリティシステム構築を目指します。
また、より安全な運行を目指し一部区間において、同地区における実証実験では初となる走行ルート内の車両周囲の道路環境情報を可視化させたインフラ連携による路車協調を実証します。
今回の路車協調では、走行ルート上に設置したカメラやセンサーにより走行ルートの状況をリアルタイムに把握し、安全性を評価した上で、監視者による遠隔操作や手動運転への切り替えの判断に必要な通知を行う仕組みを構築することで、自動運転走行中にセカンダリアクティビティが可能になるための技術検証等を行います。
自動運転EVバスの走行情報は、マクニカ製遠隔監視システム「everfleet*3」に連携させ、自動運転EVバスのリアルタイムな運行状況を離れた場所から監視・管理します。
【本実証実験の概要】
■日 程 : 2024年2月23日(金) ~2月29日(木)
■時 間 : 10時00分~17時00分(1日7便)
■自動運転バス : 自動運転EVバスARMA
■走行ルート : 知念岬公園と斎場御嶽を往復するルート
■運行ダイヤ : 下表の時間帯に運行します。
・乗車は車内(乗車中)にタブレットのアンケート回答が条件となります。
・交通状態や天候等による遅延や走行中止となる場合がありますのでご了承願います。
・定員が超過する場合は、乗車をお断りする場合があります。
*1:セカンダリアクティビティとは、運転手が運転中にできる運転以外の行為のことです。
*2:自動運転EVバスARMA(GAUSSIN MACNICA MOBILITY社製)
ARMAは自動運転EVシステムを搭載した自動運転シャトルバスです。EV(電気自動車)仕様となり、1回の充電で約9時間(100km)の自動走行が可能です。
全長:4,750mm
全高:2,650mm
全幅:2,110mm
重量:2,400kg
車両総重量:3,450kg
乗客定員:10人(乗客9名+乗務員1名)
動力源:EV電動モーター
最高速度:速度25km/h(国内推奨速度20km/h未満)
自動運転レベル:レベル2(技術的にはレベル3相当)
*3:everfleet (マクニカ製遠隔監視システム)
自動運転を実用化するためには、車室内の乗客や車両周辺の状況を遠隔地からモニタリングすることが求められます。everfleet(エバーフリート)ではモビリティの位置情報や車内外のカメラ映像に加え、車速・ステアリング・バッテリー残量などの車両データを統合して一元的に可視化し、信号機などの交通インフラと協調した外部データとの連携も可能です。これにより、運行状況を遠隔地からリアルタイムに把握し、安全・安心に自動運転モビリティを運用することができるようになります。さらに、複数地域の多種多様なモビリティを同時に群管理することや運行時の異常をシステムによって自動的に検出・通知することができるため、1人の遠隔オペレータによって、効率よく自動運転モビリティを運行管理することで、オペレーションの省人化を実現し、交通採算性の改善にも貢献します。
株式会社マクニカ モビリティソリューション事業部
TEL :045-470-9118
MAIL :auto-solution@macnica.co.jp
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
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株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界23か国/地域81拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp