熟成キャビア「近大キャビアプレミアム」を販売開始 初の5カ月長期熟成でさらに味わい深く
近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)と、近畿大学発のベンチャー企業である株式会社アーマリン近大(和歌山県白浜町)は、新宮実験場(和歌山県新宮市)で製造・加工した熟成キャビア「近大キャビアプレミアム」を令和2年(2020年)8月24日(月)からオンライン販売します。
【本件のポイント】
●熟成キャビア「近大キャビアプレミアム」の本年度生産分を販売開始
●5カ月間にわたる長期熟成に初めて成功、これまで以上に風味とコクが豊かに
●水産研究所が、苦みアミノ酸の減少および旨味アミノ酸の増加をアミノ酸分析にて証明
【本件の内容】
「近大キャビアプレミアム」は、採卵後に氷温で数カ月熟成させたキャビアで、今回が2回目の販売となります。また、平成20年(2008年)から発売している「近大キャビア」は、和歌山県が優れた県産品を推奨する和歌山県優良県産品推奨制度「プレミア和歌山」に認定され、「プレミア和歌山推奨品審査委員奨励賞」を受賞しています。両製品とも人と環境に優しい飼育方法で育てられた魚卵と岩塩のみで作られています。新宮実験場では、実験場長の稻野 俊直(いねの としなお)を中心にキャビアのさらなる改良に取り組んでおり、本年度生産分の「近大キャビアプレミアム」は初めて5カ月にわたる長期熟成に成功しました。水産研究所のアミノ酸分析により、熟成によって苦みアミノ酸が減り、旨味アミノ酸が増加したことが分かり、味の向上につながっていることが裏付けられています。これまで以上に風味とコクが豊かになった「近大キャビアプレミアム」をお届けします。
【開催概要】
商品名 :「近大キャビアプレミアム」
販売開始:令和2年(2020年)8月24日(月)13時
商品内容:30g ※ 冷凍商品
販売価格:「近大キャビアプレミアム」1個15,120円(税込) ※ 別途送料1,130円
購入方法:アーマリン近大ホームページ https://www.a-marine.co.jp
お問合せ:株式会社アーマリン近大(9:00~17:00)TEL(0739)42-4116
※「近大キャビア」(10,800円(税込))もアーマリン近大ホームページで販売中です。
【新宮実験場のチョウザメ研究】
新宮実験場は山麓を流れる清らかな熊野川支流、高田川のほとりに位置します。チョウザメ(ベステル種)の飼育研究は平成7年(1995年)から始め、平成20年(2008年)に初めて抱卵し、同年、「近大キャビア」の製造・販売を開始。平成23年(2011年)の台風12号で河川氾濫して多くのチョウザメが流されるなどの被害を受けましたが飼育を続けてきました。平成30年(2018年)には、キャビア加工の専用の作業場とキャビア加工専用のクリーンルーム(清浄度・精密工場要求レベル)を新築し、徹底した衛生管理のもとで加工を行っています。
【関連リンク】
水産研究所 准教授 稻野 俊直 (イネノ トシナオ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2074-ineno-toshinao.html
近畿大学水産研究所
https://www.flku.jp/