名優バート・レイノルズ最後の主演作。落ちぶれたかつての映画スターをユーモラスに描く。 「ラスト・ムービースター」 3月12日(金)よる7時~BS12 トゥエルビで放送

全国無料放送のBS12 トゥエルビ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:須磨直樹)は3月12日(金)よる7時より『ラスト・ムービースター』(2017年・米)を放送します。

(C) 2018 DOG YEARS PRODUCTIONS, LLC
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1.映画「ラスト・ムービースター」

2018年に82歳でこの世を去った稀代の映画スター、バート・レイノルズ。
70~80年代にかけてハリウッドで不動の地位を築いた一方で、ジェームズ・ボンド役やスター・ウォーズのハン・ソロ役を断ってしまったことでも有名な彼が、奇しくも最後の主演作となった本作で自身をモデルとしたともいえる落ちぶれたスターをユーモアたっぷりに好演。(英語・日本語字幕)

■監督:アダム・リフキン
■出演:バート・レイノルズ、アリエル・ウィンター、クラーク・デューク ほか
■コピーライト:(C) 2018 DOG YEARS PRODUCTIONS, LLC

2.あらすじ

かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、エドワーズのもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。歴代受賞者がデ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知ると、エドワーズは憤慨。だが、映画祭が行われていた場所は、彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、過去の思い出が甦り…。運転手のリルに命じて向かった先は、育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム、最初の妻にプロポーズした岸辺。自身の人生を振り返ったエドワーズは、ある行動を起こす。

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3.みどころ(映画評論家・立花 珠樹 氏)

◎優しくて温かい、バート・レイノルズ最後の主演作
老俳優が小さな映画祭に招かれ、純粋に映画を愛するファンらと出会ったことで、忘れていた大切なものを思い出す。『ラスト・ムービースター』は、ユーモアたっぷりに老いの実相を見つめた、心温まる作品だ。
往年のハリウッドの大スター、ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)の元に、「国際ナッシュビル映画祭」から招待状が届く。これまでデ・ニーロやイーストウッドに贈った特別功労賞を、今年はヴィックに贈呈するというのだ。
1人暮らしで、愛犬を亡くして落ち込んでいたヴィックは、友人(チェビー・チェイス)に勧められ、映画祭に向かう。ナッシュビルの空港に着いた彼を迎えに来たのは、映画祭の案内役というぶっ飛んだ服装の若い女性リル(アリエル・ウィンター)だった。
バート・レイノルズが最高だ。日本でも大ヒットした『ロンゲスト・ヤード』(1974年)当時のセクシーな男くささとは打って変わった、ペーソスあふれる優しさが魅力的だ。ヴィックは架空の人物だが、現実のバートと重なるところがあり、それが劇中の言葉に重みを与えている。
初めは、お互いを全く理解できなかったヴィックとリルが、さまざまな出来事を通して認め合うようになる。その過程が楽しい。老いの寂しさを知るヴィックの世代から、人生の入り口で迷うリルの世代まで、幅広い年齢の観客に元気を届ける力がある。
2017年に米国でプレミア上映。バートはその翌年の9月6日、心臓発作のため82歳で死去し、これが最後の主演映画となった。日本公開は2019年。映画への愛に彩られたこのすてきな作品を、こんなに早くテレビで見られるのが、うれしい。


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